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「SUMMER CANDY 2017」表紙:工藤遥(モーニング娘。’17)の感想

SUMMER CANDY 2017 (TOKYO NEWS MOOK 640号)

2017年8月31日に発売された「SUMMER CANDY 2017」の感想です。

表紙には今秋でモーニング娘。’17を卒業する工藤遥さん。
そして、それ以外の登場メンバーが全て48グループからという、ひと昔では考えられないようなメンバー構成のグラビア・ムック本です。

本作はB.L.T.ブランドの新たに誕生したムック本であり、「夏と水着と制服青春グラフィティー」という題材。

各グループの若手メンバー6人が登場し、夏らしい制服姿にちょこっと水着…という爽やかさいっぱいのグラビアと、インタビューで構成された一冊になっています!!

SUMMER CANDY 2017 表紙:工藤遥(モーニング娘。’17)

#1. 工藤遥/モーニング娘。’17 ナツイロディスタンス

表紙の工藤遥さんの笑顔は、所謂キメ顔ではなく、白い歯を思いっきり見せてにっこり笑ったもの。このカットを表紙に起用することで本作のコンセプトが、グラビア的なアプローチではなく、あくまでも被写体の自然な表情を見せていく…というのがわかるのではないかと思います。

グラビアの構成は、夏のセーラー服姿から始まり、白のビキニ姿を挟んで、家屋でスイカ…っていう感じで、どのカットを見てもくどぅーの表情は笑顔がいっぱい。

すごく楽しそうな感じが伝わってきます。

 

まあコンセプトがコンセプトなだけに、こういうグラビアも悪くないとは思うんですが…オフショット的な感じが強すぎて、写真集とかで見られるビジュアルメンとしての強さがここでは発揮できていないかなぁっていう気も正直しました。

 

「ツンデレ」だって「ツン」があるから「デレ」が活きるんであって、例えるなら本作は「デレ」しかない状態…

(「ツン」をキメ顔、「デレ」を自然な笑顔って置き換えるといいのかも。)

ましてや、ここから先は48グループのメンバーが待ち構える他流試合みたいなもんだから、余計に「ツン」が欲しかった気がします。

#2. 田島芽瑠/HKT48 River Side Story

続いてHKT48の田島芽瑠さん。彼女もモーニング娘。の10期メンバーオーディションを受けていたので、運命の歯車が違っていたら…或いは同じ10期メンバーとして活動していたかもしれない…

そう考えると幻の同期共演と言えなくもないですが…

2期生で入っていきなりセンターに抜擢された頃の印象と比べると、本当に大人の女性になったなぁという印象。途中、ちょっと劣化したのかなぁって思った時期も正直ありましたが、加入当初のあどけない少女の顔から、階段を何段か飛ばして一気に大人の顔になったなぁって気がします。

白地に花柄のビキニ姿から始まり、ネクタイ型の制服。図書館から川辺に移動し、最後に再びビキニという流れなんですが…顔が大人の顔なんで、制服がコスプレに見えちゃうんですよね。

しかも、天海祐希さん的なカッコいい風格みたいなものまで醸し出してるから、「カワイイ系」の見せ方が今の雰囲気とマッチしていない感じも…

ひょっとしたら「かわいい」よりも「大人のきれいさ」みたいなものを押し出した方が、今の田島芽瑠さんにはマッチするのかもって気がしました。

#3. 小畑優奈/SKE48 きみが咲いた季節

21枚目のシングルで初選抜・初センターに大抜擢されたSKE48の小畑優奈さん。

SKE48に関しては、有望株が出てきては卒業、出てきては卒業の繰り返しで、一体誰を応援したらいいんだろう?っていう状態に陥っていた感がありましたが、宮澤佐江さんがビシッと引き締めて、ようやく次の世代が芽吹いてきた…といった感じでしょうか。

まだ15歳ですが、次世代の有望株としてグラビアにもよく登場しているんで、とにかく大事に育てていってほしいって思います!!

ひまわり畑での制服姿から、野球場、そしてプールの清掃と、マネージャー的な雰囲気から、最後にツインテールで水着という構成。丸顔系で雰囲気もすごくかわいらしく…下手したら48グループお得意の「兼任」って形で将来的にAKB48に引っ張られる危険性も…

まあ逆に言うと、それだけの可能性を感じるというか、素直に「あ、いいコが入ったな」って思える素材だと思うんで、彼女が辞めることなくこのまま順調に育ってくれたら、SKE48の未来も明るいかなって気がします。

#4. 本間日陽/NGT48 Mermaid Memories

NGT48の本間日陽さん。「ほんま・ひなた」って読めないかった…みたいな(笑)

いい意味で濃いというか、パーツがくっきりしていて、雰囲気的にはNMB48の谷川愛梨さんに似てるかなって感じ。必然的にあいり推しな私的には好きな系統だったりするんですが…

ビーチでの水着姿から始まり、新江ノ島水族館での制服姿。そして最後にもう一度水着姿という構成。

きれいさを残しつつの微笑と、屈託のない笑顔の見せ方のバランスが丁度良く、限られたページ数の中で色んな本間日陽さんを見れた…という印象。私的には本作のMVPは彼女でいいんじゃないかってぐらい、すごく魅力的に撮れていると思いました!!

ビーチならではのちょっと砂がついた水着姿も最高だし、その後の表情なんかもすごくいい!!

なんとなく主役って感じではないかもしれないけど、バイプレーヤーとしては最高って感じで、学園ドラマなら主役のライバルとかがバッチリはまりそうな感じがしました。あんまりNGT48のメンバーには詳しくないけど、本間日陽さんは覚えていて損はなさそうだ…って気がします。

#5. 後藤萌咲/AKB48 Just Like Magic

AKB48からは後藤萌咲さん。第1回のドラフト会議で加入したメンバーで、確か当時キャプテンをしていた大島優子さんが選んだんじゃないかと記憶しているんですが…

あの時はまだ12歳ぐらいの少女っていうイメージしかなかったので、大人っぽくもなったし、水着でグラビアが出来る年齢になったんだなぁとしみじみ…

制服からプールでの水着姿を挟んで、最後に再び制服という構成。

正直、加入当初のところで記憶が止まっているので、今見たら大人になったなぁって気もするし、顔立ちは稲森いずみさんみたいな感じできれいになったなぁとも思います。

ただ、笑うとほうれい線がくっきり出て印象が変わってしまうのと、ものすごーく線が細いので、水着姿が映えるかどうかは正直微妙な感じも…

 

AKB48に関しては、神7が抜けた分を支店のトップメンバーで支える…という体制が長く続いたせいか、本店生え抜きの次世代メンバーがあまり育っていない感じで、下手したらチーム8が取って代わろうかぐらいの勢いがあったりするわけですが…

数少ない本店生え抜きの若手メンバーとして、とにかく腐らずに頑張ってほしいって思います。

#6. 太田夢莉/NMB48 Summer Day Trip

最後はNMB48の太田夢莉さん。

ビーチでの真っ赤なビキニ姿から始まり、白いセーラー服、そして再びビキニという構成…

表紙の工藤遥さんと同じショートカット美少女で、こちらもNMB48屈指のビジュアルメン。制服も工藤遥さんに似たセーラー服姿で、シチュエーション的にはショートカット美少女同士の頂上決戦といった感じだったんですが…

なんかこっちも太田夢莉さんのビジュアルを活かしたキメ顔カットがなく、決定打を欠く感じ…

単純にビジュアル力だけで比較するなら、太田夢莉さんがトップでもおかしくないメンバー構成なのに、本来の良さを発揮するまでには至らなかったかなぁって気がします。

で、オフショットの写真の方がよさげだったりするし!!!!

総評

なんだろうな…

「夏の青春グラフィティー」って感じで、プライベート写真としてアルバムに入れておくなら最高だと思います。

ただ、商業ベースで「写真集」とか「グラビア」と比較すると、キメ顔的なものが圧倒的に不足していて、全体的にパンチ力不足な感じがしました。

 

個人的な見解として、こういうグラビアっていうのは本人の造形美を捉えたもの、そして、プロが手掛ける事でよりその良さ引き出したもの…というのが主軸にあって、そこからのバリエーションのひとつとして笑顔とか、色々な表情が出てくる。

で、上手い人になると、主軸となる部分の魅せ方さえもより自然な感じになっていく…と思うんですね。

特にグラビアなどの限られたページ数で良さを発揮する為には、バリエーションの豊富さと、ギャップにかかっていると思うので…そういう面で言うと、そもそも本作の世界観が私がグラビアに求めるものとは違ってたんだろうなぁって気がします。

ま、こういうテーマが好きな方もいると思うので、そういう方におすすめしたいですね。 

SUMMER CANDY 2017 (TOKYO NEWS MOOK 640号)

SUMMER CANDY 2017 (TOKYO NEWS MOOK 640号)

  • 出版社/メーカー: 東京ニュース通信社
  • 発売日: 2017/08/31
  • メディア: ムック