2018年1月20日にBSスカパー!で放送された「第7回 AKB48紅白対抗歌合戦」のモーニング娘。’17ゲスト出演分の感想です。
これは2017年12月10日にTOKYO DOME CITY HALLで行われた「第7回 AKB48紅白対抗歌合戦」の独占放送版。
今回はAKB48のイベントのサプライズゲストだった事もあって、ハロオタ側はそんな出演情報など知る由もなく、舞台は完全アウェー状態。しかも、工藤遥さんの卒業コンサートの前日で、喉の調子も良くなかったという事もあり、第一報が出てから色々と物議を醸したわけですが…
やっぱりニュースや伝え聞いた話よりも、実際に映像を観た方が色々な事がわかるし、観て納得できた部分も大きかったので、こうして放送してくれたBSスカパーさんには感謝ですね!!
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セットリスト
今回は「指原莉乃さんたっての希望」という事もあって実現したわけですが、披露したのはこちらの3曲!!
One・Two・Three(モーニング娘。’17)
泡沫サタデーナイト(モーニング娘。’17+指原莉乃)
Get you!(サシニング娘。)
しかも、今回のイベント自体が生バンドをを使っての生演奏という事もあり、おなじみなはずの「One・Two・Three」ですら違う曲に感じたり…純粋にハロプロだけを観ていたら出会わなかったかもしれない演出ですごく新鮮。
AKB48グループのコンサートだから、いつも当たり前のように見る「オイオイ」のコールなんかもほとんどなく、ばりばりのアウェー感がまた面白くもあり…みたいな感じでした。
One・Two・Three
山本彩さんの前振りからステージに登場したモーニング娘。’17。
最初に披露したのが「One・Two・Three」でしたが、ばりばりのEDM曲を生演奏すると、こんなにも聴こえ方が変わるかと驚かされました。
いつもなら前奏とともに上がる「オイオイ」のコールもない完全アウェーの舞台。
多少は委縮してしまいそうな環境の中、ひとり闘志を燃やす石田亜佑美さん!!
こういう舞台だからこそ、逆にガツンとかましてやろうというのが表情から伝わってきます。しかも「One・Two・Three」は、あゆみんの歌割りも見せ場も多い曲でもあるので、真ん中で威風堂々のパフォーマンスはさすがだなぁと思います!!
一方、Aサビの「君を待つの」のところで珍しく音を外した?小田さくらさん。
そして、その後同じ歌詞を歌った佐藤優樹さんも何故か同じような歌い方をしていて…元々そういうメロディーラインなのか、小田ちゃんがそういう風に歌ったから、まーちゃんもあえて同じように歌ったのか、あるいは小田ちゃんの間違いにまーちゃんも引っ張られたのか…なんかよくわからないけど「あれあれあれ?」って思った部分。
(まあその後のサビは工藤遥さんがCDと同じメロディーで歌っているので、多分、音を外したんだとは思いますが…)
そもそも2人揃って音程を外すっていうのも考えにくいので、まーちゃんがあえて合わせた説…要はまーちゃんなりにフォローしたと思う事にします。
なにげにこういう他流試合の時に強さを発揮する飯窪春菜さん。
ビジュアルがいいから見栄えがするのと、まっすぐでなにげにしっかりした歌声で、自分のパートはしっかり歌い上げてくれるから、歌全体としての芯がぶれないんですよね。
まあ14人体制で人数も多いし、まして今回は他所の舞台だから、ハロプロのコンサートの時のようにマイクレベルの調整も入念にはできていないだろうし…そうなってくると、個々の地声の太さだったり、マイクのりが重要になってくるんで、はるなんの声が地味にいい仕事してたなぁっていう感じも…
そういう意味では工藤遥さんも重要で、中低音が安定していて声も太いから、後半にかけてぐっと声の存在感があったなぁと。
ここまでピックアップしてきたのがほとんど10期メンバーってのがあれですが…
道重さゆみさんがリーダーだった時代を象徴する曲の1つでもあり、この曲とともに成長してきたとも言えるから…本当に頼もしくなったなぁって思いますね。
最後にあゆみんおかわり(笑)
泡沫サタデーナイト
「One・Two・Three」歌唱後、指原莉乃さんが登場!
今回のモーニング娘。’17とあわせたかのようなお腹だしの衣装で、自分のたっての希望で来てもらったという事を強調。アウェーの舞台に自分が引っ張り込んだんで、どうかあたたかい目で見てくださいっていうさっしーなりの配慮。
そして、今から一緒にパフォーマンスできる事にすごく緊張しているし、すごくわくわくもしている…さらに、審査員席の渡辺麻友さんと「ヤバい」って極めて個人的な会話をして、まゆゆまで巻き込みつつ、アウェー感をちょっとでも緩和しようとしてくれたんじゃないか…そんな気さえします。
そういえば渡辺麻友さんもコンサートに参戦した事がありましたもんね…
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ここからさっしーが加わってのパフォーマンス。
指原莉乃さんをセンターにした「泡沫サタデーナイト」です!!
こんな感じ!!
さっしーが加わり、MCでもウエルカムな感じにしてくれたんで、のびのびした感じになってきたメンバー。
やや低音の安定感が足りなかったけど、ビジュアル最強のいくどぅー(生田衣梨奈&工藤遥)!!
どこに行っても全力笑顔の牧野真莉愛さん!!
森戸知沙希さん…相変わらずかわいい!!
そして絶好調の佐藤優樹さん。
泡沫になってメンバーの目線を見てると、会場の色んな所を見る余裕が出てきたように感じるんですが、特にまーちゃんの目線を見てると、本当に色んな所を見てる!!
パフォーマンスだけでも十分すごいのに、それをやりながら会場を隅々まで見ていて、そこでのお客さんの反応を見て、さらに楽しんでパフォーマンスしてるような…だから、まーちゃんのパフォーマンスは見出すと目が離せない感じなんですよね。
あの日、会場で実際にまーちゃんからレス貰ったよって方…いないかなぁ。
いたらきっとハマると思うんですけどねぇ…現役のハロプロメンバーの中で、一番深い沼の可能性ありますけど(笑)
Get you!
最後はサシニング娘。の「Get you!」
この曲は元々AKB48の8枚目のアルバム「サムネイル」に収録された曲で、指原莉乃さんとモーニング娘。とのコラボ曲として話題となったわけですが…
でもまあAKB48グループの総合プロデューサーでもある、秋元康さんの手掛けた曲を歌うっていう機会っていうもそうそうあるわけではないので、今にして思えばこれはこれでいい経験になったのではないかと…
そして、この曲で指原莉乃さんと佐藤優樹さんが一緒に歌うシーンがありまして…
まーちゃんがさっしーを至近距離でガン見!!
さらにさっしーの腰に手を回すまーちゃん。
これにはさすがのさっしーもメロメロというか…推しから至近距離でこんなん喰らってさすがにヤバかったんじゃないでしょうか(笑)
こうして見ていくと…
みんなそれぞれ仕上がってるなぁって感じ。
まあ翌日が工藤遥さんの卒業コンサートなわけだし、全員そこへ向けてコンディション上げてきてるだろうから、当然ちゃ当然ですけど…
最後は指原莉乃さん。
さっしーってアイドルオタのへたれキャラからスタートして、卓越したトーク力・対応力でバラエティータレントとして開花し、そして近年はプロデュース力を発揮するなど、マルチに活躍していますが…実はちゃんと「歌って踊れる」というベースがしっかりしる。
だから、企画の根っこの部分は単なるわがままかもしれないけれど、一緒にパフォーマンスするってなったら、そこはさっしーのアイドルとしての下地がモノをいうわけで…なんだかんだでちゃんとモーニング娘。の中に入ってパフォーマンスできてたから、やっぱりさっしーもすごいんだなぁと実感。
そして、そんなすごいさっしーが、好きでいてくれるモーニング娘。…やっぱり素敵なんだなぁって改めて思いました。
マチャアキとまーちゃん
今回のAKB紅白の司会は堺正章さんと、内田恭子アナ。
明日、日本武道館で工藤遥さんの卒業コンサートがあるっていう話をしている時に、お客さんが「行く」ってノリで言ったのについつい反応してしまい、マチャアキに注意されるあゆみん。
そして、指原莉乃さんが佐藤優樹さん推しである事、さらに、リハーサルの時にわざわざエメラルドグリーンの練習着だった事から、まーちゃんがフィーチャーされる流れに…
対大御所…
マチャアキとまーちゃんの絡みがスタート!!
どういう偶然か、マチャアキのYシャツの色がエメラルドグリーンで、さっしーのジャージの話が出た時に、マチャアキのシャツを指さして、
「こんな感じの色です」
とまーちゃん!!
「こんな色ってなんだよ」とご立腹なリアクションのマチャアキ。
やっちまったって感じで苦笑いするまーちゃん。
でも、さすがは大御所。
そこに乗っかって「グリーン着てきたんだよ」って言うと…
「本当ですか?やったー」と無邪気に喜ぶまーちゃん。
「こういうところが本当にかわいんですよ」とすかさずフォローを入れるさっしー。
このあと、堺「今おいくつ」佐藤「そうなんです」と、再び噛み合わない会話をしてしまいましたが、その辺はまあご愛敬。
年齢トークの流れから、最年少はどなた?っていう流れになり、満を持して登場のどやねちん(笑)
最後の最後でしっかりとアピールできてよかったですね!!
感想
というわけで、今回のAKB紅白の出演に関しては、工藤遥さんの卒業コンサートの前日という事もあって、正直あまりいい印象は持っていなかったんですが…
ここまで完全なアウェーの舞台に立つって言う事もそうそうないだろうし、指原莉乃さんが好きで呼んだっていうのもあるから、随所でフォローしてくれたと思うし、それで随分とやりやすくなったんじゃないかっていう気もします。
なんだかんだで今回上手くいったのはさっしーのおかげって感じがします。
ただその一方で、対バン慣れしてない脆さみたいなのを感じたのもまた事実。
生バンドだったとはいえ、「One・Two・Three」とかは今まで聴いてきた中では一番よくなかった気もするし、「泡沫サタデーナイト」も中低音が安定していないパートがあったし…
もしこれがアンジュルムだったら、来ているお客さんを全員ファンにさせて帰ろうぜ!的なギラギラ感があるんでしょうけど、モーニング娘。ってそういうがっつき感はあんまりない気がするから、少なくともハロプロや単独コンサートで見るモーニング娘。とはちょっと違っていたかなぁっていう感じもしました。
20周年という節目を迎えてお祝いムード一色なのもいいんですが、「対世間」で考えたらモーニング娘。ってやっぱり「LOVEマシーン」だったりもするので、内弁慶すぎるのもいかがなものかっていう気がするんですよね…
確かに今は調子がいいかもしれないけど、新規ファン獲得はずっとやって行かないといけない事だと思うので、これからは外に向けて発信していくっていうのを、もっと強化していってほしいなと思いました。