圭一郎を慕う女性現る!!
「一体何が起こったの?」って感じで唐突に始まった今回…2018年6月3日に放送されたルパパト第17話「秘めた想い」の感想です。
ここまでルパパトを観てきた方は、朝加圭一郎という男の魅力をいくつも感じていると思うんですが…物語の中ではあくまでも不器用な唐変木。
そんな男が何故急に女の子から好かれるようになったのか…
今回は理由も語られないまま、ある意味「核心」ともいえるシーンからスタートするので、「え?え?え?」っていう驚きから始まりましたが…
果たして、圭一郎と末那の淡い恋の行方は…
本題に入る前に、透真のキャラが崩壊しまくった前回のおさらい!!
【前回の感想】快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #16「仲間だからこそ」の感想
ルパパト 第17話「秘めた想い」
私なりのサブタイトルがこんなんなっちゃった理由は後述するとして…
今回は「圭一郎と末那の淡い恋」というところに、世話焼きキャラ的なポジションで早見初美花ががっつり絡んでいるので、あらすじ紹介と早見初美花特集の同時進行パターンでいきたいと思います!!
#17「秘めた想い」のあらすじ×今週の早見初美花
ビストロ・ジュレにて…
「花が余ってしまったから」と圭一郎に花を渡す末那。
明らかに圭一郎個人に向けて渡しているのに、それに対して「みんなが喜ぶ」と言ってしまう圭一郎。
これがモテ男なら「断りの文句」ともとれる事を言っちゃってますが…
もちろん、圭一郎自身にそんな思惑なんぞ微塵にもあるはずはなく、それ以前に目の前の女の子が自身に向けた好意にすら全く気付いていない。
これぞ鈍感男の極みというか、悪気はないのに知らぬ間に相手を傷つけるという最悪なパターン。
お花のお礼に…と自分のレコードをお貸しますと圭一郎。それを聞いて意を決した末那。
「私の家で一緒に聴きませんか」という究極のお誘い!!!!
女の子から誘うってめちゃめちゃ勇気がいるはずなのに、それをあっさり断っちゃった圭一郎。
圭一郎からしたら、この「秘めた想い」という曲なんかは、本当にお気に入りの曲であり、だからこそ本当に「1人でじっくり聴くのがおすすめ」なんでしょうが…
まさに「私のなんにもわかっちゃない」状態。
「じゃあ失敬」とこの表情。
女の子に恥をかかせてしまった事にも全く気付かず…圭一郎の無垢な感じがかえって罪だなぁと思ってしまうんですが…
店を出てスタコラ歩いていく圭一郎。いくらなんでもあれはないと言わんばかりに咲也のお説教タイムがスタート!!
そもそも何故このような事が始まったのか…
咲也の台詞から推測すると以下の通り。
いつものようにビストロ・ジュレに来ていた国際警察。
ひょんな事から店内に居合わせた赤来末那と出会い、「音楽」という共通の趣味から意気投合。圭一郎と末那との音楽話がよほど盛り上がったのか…
いつしか末那が圭一郎に対して恋心を抱くようになり、バイト先の花が余ったと言っては持ってくるようになった…というのが今回のそもそものきっかけ。
話が見えてきたところで…
こういう、初対面で偶然話が合うとか、趣味が同じで意気投合できるって普段なかなかない事だし、それをきっかけに相手が好意をもつとか…なかなかないというか、結構運命的なものだったりもするんですけどね…
そういうのもあって、咲也は咲也で一生懸命お花をプレゼントする事の意味を熱弁するんですが…
やっぱり全くわかっていない圭一郎。
「なんでちょっとドヤ顔やねん」と突っ込みたくなるようなこの表情。
こうも鈍いと段々腹が立ってきますが(笑)
つかさ先輩による一刀両断!!!!
こうなってくると、「よくぞ言ってくれた」って思っちゃいますね!!
初美花、首を突っ込む
さてさて…
末那の決死のアタックに沸き立つ外野。自分の家に誘うぐらいですから…そりゃねって感じなんですが…
(テレビを見ているちびっこには…その言葉の裏に込められたものとかも含め、ちょっと大人すぎる内容な気もしますが。)
予想外すぎる圭一郎のリアクションに「なんでそうなるかなぁ」と呆れ顔。
魁利の「ダメだこりゃ」に全てが集約されているような…
(いかりや長介さんが「もしも~シリーズ」の締めに使っていた台詞のオマージュかどうかはわかりませんが…)
そして圭一郎が去った店内…
それこそ清水の舞台から飛び降りるぐらいの覚悟で誘ったのに空振り…
これにはさすがの末那もしょんぼり…
そんな末那に対してお節介魂発動する初美花。圭一郎の代わりに自分が聴きたいと言い末那の家に向かいます。
そして、末那の恋を応援するよと初美花。
地味にギャングラー出現!
そんな初美花と末那の前にギャングラー怪人ネロー・キルナーが出現!!
周りにいた人々を自らの力で次々と眠らせていきます。
(のちに「地味な攻撃」と仲間内からも揶揄されますが、とりあえず眠らせて活力を奪って衰弱死させるという…遅効性の能力で苦しめる地味に嫌な奴と判明します。)
さすがに目の前に末那がいては変身できないと、魁利を呼び出して逃げます。
…が、圭一郎さんから借りた大切なレコードを現場に置き忘れた事に気付いた末那。危険を省みず戻ってきてしまいます。
まさに「恋は盲目」というか、「恋ING」だからこそ戻る事ができたとも言えますが…
まさに絶体絶命というところにルパンレッド&ブルーが登場。
初美花と末那を逃がして戦闘へ。しかし、自分の想定外のところで戦闘になったからという理由で、ネローはさっさと逃げてしまいます。
お嬢様の真実
末那の家にたどり着いた初美花。
アンティーク調の佇まいの一軒家で、実はお嬢様だという事が判明。しかも、お庭の鉢植えにはたくさんのマリーゴールドが…
それを見て、圭一郎に会いたいが為に「バイト先で余ったから…」という嘘を口実にしていた事を悟ります。
そして流れてくる「秘めた想い」のピアノの旋律…
静かに耳を傾けていた初美花に末那が語りだします…
明日にはレコードを返さないといけない…
何故なら、明日の夜にはオーストリアに留学してしまうから…
旅立つ前に自分の気持ちに区切りをつけておきたかった末那。大胆に誘ったのも残された時間がなかったから…
ダメだったと落ち込む末那に、自分がもう一度セッティングするからまだ諦めちゃダメだと伝えます。
運命の第2ラウンド…
言っちゃったぁ…
今夜、オーストリアに経ってしまう。それは事実として伝えないといけない点ではありますが、気持ち云々に関しては外野が野暮な事を言っちゃったって感じ。
チャラい男なら「OKで~す!」ってなりそうなもんですが…
圭一郎がそんな男ではない事は百も承知。というか、急にそんな事を言われてもと困惑。こういうのって何も知らない方が普通に話せただろうに、知ってしまった事によってかえってぎこちなくなる…ありますよね。
そこへ末那が来店!!
初美花の顔…
レコードを返してもらい…
深々と頭を下げたと思ったら…テーブルにごちん!!
大丈夫ですか?の声にも…
…もはやボロボロ。
(ここで2度目の「ダメだこりゃ」…落ち着いてくださいと出されたハーブティー?を一気に飲み干す圭一郎の様子もかわいらしい。)
そして仕切り直し…
いつものお花を渡す末那。
ちょっと空気が和んだところで、話を切り出す圭一郎。
オーストリアへと旅立つ末那に対して、「ご健康とご多幸をお祈りします」と声をかけて敬礼。
そして、それを笑顔で受け止めた末那…
これにはさすがの初美花も思わず
ち~が~う~だ~ろ~!!
初美花、最後のお願い
女心がわからない圭一郎に対してついに堪忍袋の緒が切れた初美花。
圭一郎の後を追います。
そして、通せんぼ!!
何故、末那の気持ちがわからないのか、あるいはわかってあげられないのか…
圭一郎に真意を問う初美花。
圭一郎からしたら、今はギャングラーを撃退しして人々が安心して暮らせる社会を取り戻すのが使命であり、それを全うするまでは他のことに現を抜かしている場合じゃないと。不器用だから、どちらも上手くやるなんて事はできないと…
そこへギャングラー急襲のしらせ!!
返してもらったレコードも、末那からもらった花もその場に置いたまま、現場へと向かう圭一郎。
その背中に、せめて空港に見送りにだけは行ってほしいと懇願する初見花。
イラだつ初美花
現場に急行したパトレンジャー。
ネローはネローで攻撃が地味だと馬鹿にされた腹いせに暴れているだけなんで、ストーリー的にはなんとも空気の読めないギャングラー。
そして、パトレンジャーとの戦闘に入りますが、末那の飛行機の時間もあるからのんびりしてはいられないとルパンイエロー(初美花)も戦いに乱入。
ついつい苛立ちをパトレン1号(圭一郎)にぶつけてしまいます。
そこへネローの能力が発動!!
なんとパトレンジャーの3人とルパンイエローが夢の世界へと引き込まれてしまったのです。
不思議の国の初美花
目覚めた初美花。
何故か制服姿。そして、自分が夢の世界に引きずり込まれた事を知ります。
視線の先には…
かわいいぬいぐるみに囲まれたつかさの姿…
必死の呼びかけにも応えず、ただ、大好きなぬぐるみと頬をスリスリする幸せを謳歌するつかさ…
しかしここは、幸せを満喫すればするほど生気を抜かれて衰弱していく恐ろしい世界だったのです!!
【関連記事】圭一郎とつかさの粋な腐れ縁!「怪盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #4 許されない関係」の感想
そして、こちらにも幸せそうな男の姿!!
手には早見初美花1st写真集「mi」を携え、満面の笑みを浮かべる咲也!!
しかも、このページにサインしてください!!
と、とんでもない要求!!
ワニブックスで注文してください!もしくは、書泉ブックマートに行ってください!
…じゃなかった(笑)
写真集なんか出してませんと全力否定!!
それにしてもよくできてますね(笑)
工藤遥写真集は…
早見初美花は写真集なんか出してませんが…工藤遥さんは出してます!!
しかも、ちょっと今回の「mi」ってファースト写真集「Do」にレイアウト寄せてあるし!!!!
こちらは絶賛発売中です(笑)
歌う初美花
という事はもちろんあと1人も…という事で、向こうからやってきたおまわりさんこと圭一郎。
のんびり挨拶する圭一郎に対して、目を覚ましてほしいと必死に訴えますが…
平和だからいいじゃないかと意に介さず。
こんな平和でのんびりした世界…鼻歌でも歌いたくなる気分だと寝転がる圭一郎。
そんな圭一郎の言葉にヒントを得た初美花。圭一郎に向って歌い始めます。
そのメロディーは「秘めた想い」。
圭一郎のお気に入りで、末那に勧めた曲でもあり思い出の曲。
「末那の想いよ、届け」
そんな思いをのせた歌声は圭一郎の心の奥底の何かを揺り動かし…
遂に覚醒します!!!!
初美花の言葉に従い空に向かって発砲!!
遂に夢の世界からの脱出を果たしたのです!!!!
その後はというと…
夢の世界から脱出された事に驚いている隙をつかれ、ルパンコレクションを奪われ、パトレンU号に敗れ、さらにパトカイザーストロングにも敗れ…
最後まで地味に散っていったネローなのでした。
初美花、意味わかんない
空港でパトレンジャーの活躍でギャングラーを撃退した事を知った末那。
圭一郎の活躍を祈って敬礼…
「秘めた想い」を聴きながら機上の人となります。
末那が載った飛行機をぼんやりと見上げる圭一郎…
そこにやってきた初美花。
圭一郎が置きっぱなしにしていった花束とレコードを渡し…
見送りにすら行かなかった圭一郎を責めます。
圭一郎は圭一郎で、自分にとっての最優先事項はギャングラーを撃退して平和と安全を守る事であり、それを果たすまでは恋愛なんぞに現を抜かすわけにはいかない…
そんな正直な思いを伝えますが…
初美花にはそんな圭一郎の思いを理解できるはずもなく…
最低と罵って去っていきます。
その場に残された圭一郎…そしてつかさと咲也。
つかさは「損な性分だな」と声をかけ、咲也とともに花束とレコードを受け取ります。
なんとなくだけど、このシーンを見ていて「恋ING」の「パンが一つなら わけわけね」の歌詞が浮かんだんですが…
圭一郎には圭一郎の思いがあり、両方いっぺんにはできない性分のせいで相手を傷つけてしまった痛みもある…
それを察知して、圭一郎の心の痛みを分かち合ったのかなと…
第15話ではパトレンU号になる事で、毒と傷の痛みを分かち合った3人ですが、今回も同じようにしたんじゃないかという気がします。
【関連記事】快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #15「警察官の仕事」の感想
そして…
圭一郎が感じた新たな疑問…
ジュレの3人が快盗である可能性…
前回はアリバイが証明されたわけですが…
【関連記事】苦肉の策だな…「怪盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #8 怪盗の正体」の感想
何故、初美花が夢の世界にいたのか…
そんな疑問が圭一郎の中に湧き上がるのでした。
そして、敵方ではデストラとザミーゴが謎の接触…
物語が新たな展開を見せそうな事を予告しつつ…第17話は終了となります。
第17話 感想
今回の率直な感想ですが…
「初美花、肩入れしすぎ!!」この一言に尽きます。
圭一郎と末那が出会った場所がビストロ・ジュレで、そこで盛り上がっているのを見ていたから。
そしてバイト先で余ったからと嘘までついて圭一郎に会いに来ていたという事実を知り、そんな末那を応援したいと肩入れするのもわからないでもないですが…
だからといって第三者から「相手の気持ちを受け止めてほしい」って言われるのは結構重たいものだし、しかも、自分自身に恋愛をする気がないタイミングでそれを言われても、「だったらどうすればいいの?」って感じ。
もっと言うなら、他人から「この人しかいない」的に無理やり言われるのもなんか違う…
結局のところ、お互いがお互いをどう思っているかなんて当人同士でしかわからない事なのに、周りがそれをどうにかしようと画策するのはちょっと違うんじゃないかと…
多分だけど、当人同士の気持ちを無視して周りが暴走するのは恋愛において一番の悪手な気がするんですけどね…
(もちろん、周りが背中を押すことで自体が進展するって事も否定はしませんが…)
もっと言うなら、圭一郎が末那に対して贈った言葉…
ふたりのやり取りを見た初美花は「違うだろう」と言いますが、末那は末那なりに圭一郎の想いというか、何かを感じ取ったんじゃないかという気がするし、だからこそ空港での返礼。そっと心の中で圭一郎にメッセージを送ったんじゃないかっていう気がします。
よくよく考えたら、自分がオーストリアに旅立つからそれまでに白黒決着をつけてしまおうっていうのがおかしな話だし、圭一郎が国際警察としての責務を果たすまでは恋愛なんて…っていうのと同じように、末那も留学して何かを得ようとしているのだから、それを果たすまでは「秘めた想い」のままでいいんじゃないかと…
そうやって折り合いをつけたからこそ、笑顔で旅立つことができたんじゃないかという気さえします。
末那の帰国後、もし圭一郎が目的を果たせていたならば…
そんな淡い期待をも抱かせてくれる展開でもあり、個人的にはいい終わり方だなぁっていう気がしました。
初美花からしたら不納得だったかもしれませんが…
さて、今回はそうやって初美花が肩入れしすぎた事によって、再び快盗の正体なのでは?と疑われる結果に!!
それも確かに軽率だなとは思いましたが、夢の世界の中で何故初美花だけが自由に立ち回れたのかという疑問も。その人が一番欲しているものを具現化したのが「夢」であるとするならば、目の前で親友を失い、夢を失ったからこそ…夢の世界にのまれなかった。
…そういう解釈でいいんでしょうか?
確かにあの場にはパトレンジャーの3人とルパンイエローがメインで戦っていて、夢の中にいたのが圭一郎とつかさと咲也。そして初美花。
そう考えると、夢の中に他の2人がいるのはともかく、初美花がいるのは明らかに不自然。
つかさは疑問に思った瞬間から調査を開始しましたが、圭一郎はどう動くのか…
その辺も含めて今後のストーリー展開に期待したいところです!!
次回予告
次回はグッドストライカーをめぐっての攻防戦!!
確かに、グッドストライカーはルパンコレクションの中で、現段階では唯一意思を持ったコレクションであり、その時の気分次第で快盗・警察の見方をしてきたわけですが…
今までずっと曖昧にしていたグッティの立ち位置というか、秘密にスポットを当てた買いとなるようです。
これも非常に楽しみ!!
ちなみに、今回劇中で工藤遥さんが歌っていた「秘めた想い」を含む様々楽曲が収録されたミニアルバムが発売されます!!
モーニング娘。卒業後初となる歌声の音源化…そう考えたらこれも要チェックですね!!
追記
グッティことグッドストライカーの秘密に迫るお話です。