【悲報】宵町透真のキャラ完全崩壊…
そんな見出しが似合いそうな…シリーズ中でも屈指の問題作?かもしれないルパパト第27話「言いなりダンシング」の感想です。
2018年8月12日放送分で、その前に放送された仮面ライダービルドでは、レギュラーだったカズミンこと猿渡一海の最後の戦いが描かれたばかりであり、同じスーパーヒーロータイムの中で、両極端なエピソードが並んでしまった感じもしますが…
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久々の「透真壊れ回」の感想を書いていく前に、前回のおさらいも少々…
【前回の感想】金銭感覚が違いすぎる!!「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #26 裏のオークション」の感想
ルパパト 第27話「言いなりダンシング」
#27「言いなりダンシング」のあらすじ
今回はルパンレンジャーとギャングラー怪人ピョードルとの戦闘シーンからスタート。
ルパンレンジャーの猛攻を華麗な身のこなしでかわすピョードル。
そして、「お前たちになんかに付き合ってる暇はない」と言わんばかりに逃げてしまいます。
ピョードルに逃げられてしまいそれぞれに後を追ったわけですが、透真の視線の先にはガタイのいい若者をしつこく勧誘するおっさんの姿。
それを止めに入った透真でしたが…
何者だと問われて、「通りがかりの料理人だ」と答える透真。
そんな透真を見て薄気味悪くニヤリと笑ったおっさんは…
その場で透真を勧誘!!
しかも、言葉とともに発せられた謎の波動によって二つ返事でOKした透真。
そして…
気付いた時には「武突参流古武術」なる古武術道場の中。
しかも、しっかりと道着まで着込んでおり、いつの間にやら古武術道場の門下生に…
(もちろん入門したてという事もあり、白帯です!!)
創始者・小紫庄右衛門の怪しげな講釈…
古武術にの厳しい稽古によって門下生を強く育てるはするが…授業料はお高いのだそう…
基本を教えるのは師範代の役目とばかりに呼び込んだ師範代が…
なななななんと咲也!!
咲也が古武術道場の師範代になったというのは国際警察内でも話題になっていて…
古武術?師範代?とおどけるノエルや、特技の射撃だけでなく接近戦でも対応できるよう古武術を習得している事に目を細める圭一郎と…反応も様々。
そして古武術道場ではいよいよ稽古開始!!
古武術の割に何故か音楽に合わせて体を動かし始め…
体を伸ばす動きに合わせて天を舞う道着…
なんと全員レオタード姿で運動…
それは、どこからどう見たってエアロビクス…
思わずツッコんでしまった透真でしたが、「これは古武術」だという庄右衛門の言葉の圧力の前には何故か逆らえない透真。
やがて音楽はクライマックスへとさしかかり…
最後はトップの画像でフィニッシュ!!
気付けば「キャッツ・アイ」的なフィニッシュになっていました。
(だからこそレオタードが必須だったわけですね!!)
稽古?レッスン?が終わり、ビストロ・ジュレに戻ってきた透真。
自分でも何故古武術を始めたのかが全く理解できずに困惑しきり。
そんな透真をよそに最初は「ストレス解消にいいんじゃない?」という程度のリアクションだった魁利と初美花。
…が、
今度は透真が咲也をビストロ・ジュレに呼び込んでお茶なんかしだす始末!!
これには魁利も初美花も渋い表情…
というのも…稽古帰りに交友を深めるべく透真をお茶に誘った咲也。
一度は断った透真でしたが、このおかしな状況を打開すべく、咲也から少しでも情報を引き出そうとする苦肉の策。
そんな透真の気も知らず、先輩風吹かせまくりの咲也。「先輩呼び」を強要しますが…
「咲也先輩」と絞りだした透真に対してこのリアクション。
もし目の前でやられたらぶん殴ってしまいそうなぐらい、イラっとする咲也の態度とこの表情!!
(普段、圭一郎とつかさという先輩に囲まれ、いつも下っ端という立場にいるからこその反動…というのは理解できなくもないんですが…)
話を聞くと、古武術道場に入門してわずか3週間で師範代になっていたと聞かされ、それに全く違和感を抱かない咲也に対してこの表情。
そして、透真と咲也の噛み合わない関係性はその後も続き…
だんだんと溜まっていく透真のフラストレーション(いらいらPOWER)…
そしていらいらが頂点に達した透真は、国際警察ではないけれど実力を行使します!!
咲也と一緒にはいられないと退会届を突きつけますが…やはり庄右衛門の言葉の力には逆らえない透真。
結局辞めることはかないませんでした。
ビストロ・ジュレでは古武術道場に通い出してから透真がおかしくなったと言い、ノエルに咲也の様子を尋ねますが…
咲也に関してはいつも通りの平常運転…
というわけで、透真を除いた快盗達も真相を探るべく行動を開始します。
一方、古武術道場では…
相変わらず熱のこもった稽古。
その合間に、何故師匠の言う事には逆らえないか尋ねますが…師匠の言葉には説得力があるからと普通に答える咲也。
透真にはそれがどうしても腑に落ちません。
そして、腑に落ちないのはその一部始終を見ていた魁利・初美花・ノエルの3人も同じ。古武術を習っていたはずの透真が、レオタードに身を包んでエアロビクスにいそしんでいるわけですから…
その頃、庄右衛門のもとに一本の電話が…
咲也を呼び出して、国際警察へおはぎの差し入れを持っていくよう指示。
まあ中身は爆弾なんですが…咲也に国際警察に着くまで絶対に箱を開かないよう暗示をかけ…それに素直に従う咲也。
その様子を見ていた透真。
咲也に暗示を与える瞬間に、うすぼんやり光る能力発動のサインを見て、庄右衛門の言葉に逆らえない理由がルパンコレクションの力である事をつきとめます!!
そこへ魁利たちが合流。
いつも通りの透真に対して半笑いの魁利たち。
自分が魁利たちの前で普通にレオタードを着用している…という事に気付き狼狽。
魁利爆笑!!
嘆きの透真…
そんな透真に対して、国際警察に爆弾を届けに行った咲也をどうする?と尋ねるノエル。
透真の脳裏を駆け巡る咲也との思い出の日々…
…別にほっといていいんじゃないか。
(私もそう思います。)
とか言いつつ透真は咲也の元へ。
咲也から重箱を盗み、あろうことか古武術道場に向かって投げ込みます。
爆弾により道場は吹っ飛び、焼け出された中から飛び出てきた庄右衛門。咲也の仕業だと思って擬態を解いてピョードルの姿に!!
師匠がギャングラーと知ってショックを受ける咲也と、ノエルからの知らせを受けて合流したパトレンジャー。
咲也も警察チェンジし、師匠だったピョードルと対峙します。
ピョードルとパトレンジャーの戦いに割って入ったルパンレンジャー!!
ノエルの十手でピョードルの口を塞ぎ、喋れなくなった隙をついてルパンコレクションを奪還します。
そして、快盗チェンジ!!
いつもの名乗りも透真だけはいつも通りとはいかず、怒気をはらんだいつも以上に低音ボイス!!!!
怒りのままにピョードルを粉砕!!
そして、例によって巨大化。
そのままルパンカイザー出動と思いきや、グッティを警察に預け「次はあいつが借りを返す番」だと咲也に出番を譲ります。
今こそ古武術修行の成果を見せる時!!
と、咲也にお膳立てする圭一郎。
それに呼応する咲也…でしたが、
習っていたのはやっぱりエアロビクス。
曲に合わせて踊る咲也と踊るパトカイザー。足の裁きが甘いと師匠からのダメだし…
一体何を習っていたんだと呆れる圭一郎…
そして、その言葉にぷっつんキレた咲也!!
これまでに払ってきた高い授業料は一体何だったんだと猛然と襲い掛かります!!!!
その剣幕に先輩である圭一郎が思わず敬語…
そして怒りに任せて巨大ピョードルを打倒します。
が、咲也の胸に去来するのは虚無感…
そんな咲也を懸命に慰めるグッドストライカーとパトレンジャーなのでした。
借りを返した咲也先輩の雄姿を見届けた透真でしたが…
そんな透真を全力で茶化す魁利と初美花。
「今日の事は忘れろ、頼む、忘れてくれ」と嘆く透真なのでした。
今週の早見初美花
今週に関してはもうこれで十分でしょう!!
レオタード姿でエアロビクスに打ち込む透真の様子を見て「見てはいけないものを見てる気がする…」とドン引きする初美花!!
そして、ラストシーン…
魁利と初美花に思いっきり茶化され、再び絶望のどん底に突き落とされる透真…
スッ… #nitiasa #ルパパト pic.twitter.com/1DTVWLV361
— おでこ、闌の時🇺🇸 🗽(雷蜂剣聖) (@odeko88) 2018年8月12日
このパートに関しては、こちらのツイートを引用させていただきますが、動画を見ていただいた方が早いかと…
キレよくからかう感じがいいですね!!
この小悪魔!!
次回予告
このまま次回予告までいっちゃいますが…
来週は初美花パパ初登場の回!!
どうやら魁利を恋人と誤解して、娘をたぶらかして…と激怒している模様。初美花の父親があんなガテン系とはかなり意外でしたが…
初美花のパパが出てくるって事は、次回予告の中にはあまり出てきていないけど、やっぱり初美花と魁利のメイン回なのかなぁって期待してしまいます。
(とか言いつつ魁利メインだったら笑っちゃいますけど…)
そして新武装も!!!!
9/9追記
なんか予想が当たっちゃった気がしますが…
初美花の誕生日にやってきた初美花パパ!!そして魁利がメインのストーリー。
そして、ルパンレンジャー側の人間関係が初期と比べるとかなり変わってきた事をうかがわせる回となっています!!
第27話 感想
透真に関してはクールなリアリスト…というキャラが出来上がっているせいか、メイン回になってくると、少年との交流を描いたり、プロのシェフの仕事ぶりを見せつけたりと、とことんカッコよく描くか…あるいは人格チェンジによりチャラ男になってしまったという、とことん三枚目をやらせるかの両極端になっていて、今回は圧倒的に後者。
【関連記事】快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #16「仲間だからこそ」の感想
というわけで、今回は透真壊れ回の第2弾となったわけですが…
透真にレオタードを着せてエアロビクスを躍らせ、しかもそれを仲間に見られるという羞恥プレイ的な仕打ち。
演じている濱正吾さんがどうかはわかりませんが、宵町透真からすればこれらはとてつもない屈辱…
だからこそ、絶対に許さんという言葉に説得力があったし、あんだけ怒気を込めた名乗りも今後恐らくないと思えるぐらい、しっかり振り切った演技をしていて…それがすごく面白かったです。
頭ではわかっているけれど、何故か逆らえない…
そんな状況下に置かれ、なんかよくわからないけどレオタードを着てエアロビクスをやっている。超ノリノリの咲也に対して、超難しい顔で、でも動きだけは妙にキレキレの透真との対比もすごく面白かったです。
そして咲也…
先輩風の吹かせ方がめちゃめちゃ鬱陶しくて、あれはあれで面白かったです。意外といい奴じゃんって感じで株が上がってきたところで振出しに戻ったような…そんな感じがしました。
あとはノエル。
透真に咲也の事をどうする?って尋ねた時の表情なんかは、透真を値踏みしているかのよう…
なんとなく快盗の中にも国際警察の中にも溶け込んだ感はありますが、まだ何かを隠しているような気がするし、メンバーを見定めているような雰囲気も…
結果的に透真は咲也から重箱を奪って国際警察の危機を救い、また敵が巨大化した際には咲也にも借りを返させるという粋な計らいをしますが、あらかじめ圭一郎とつかさを出動させていたのは、透真が本当に放置する事をも想定していたんじゃないかと思うんですね。
なんとなくだけど、ノエルの表情…特にアップの表情は意味深なものが多いので、今後の展開に繋がる情報を読み取る必要があるのかなぁという感じがしました。
とりあえず透真にとってはかわいそうな回でしたが、仮面ライダービルドが非常に重かっただけに、逆にこういう軽い展開が助かったというか、気軽に楽しめる感じが良かったです。
おふざけ回ではありますが、演者はそれを一生懸命に演じるからこそおかしみがあり、滑稽に映るわけで…ある意味、濱正吾さんの魅力が出た回と言えるのかもしれません!!

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー キャラクターブック~Un pause~ (TOKYO NEWS MOOK 726号)
- 作者: 小林ばく
- 出版社/メーカー: 東京ニュース通信社
- 発売日: 2018/08/07
- メディア: ムック