2018年8月27日に放送された快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 第29話の感想です。
今回はゴーシュの実験に巻き込まれ、脳内の記憶が写真として放出されてしまった事によって記憶の一部を失ってしまった圭一郎。
その写真(圭一郎の記憶)とともにこれまでのルパパトを振り返るという…簡単に言うと「総集編」です。
その前に、まずは前回のおさらいから…
【前回の感想】#早見初美花生誕祭 「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #28 誕生日も戦いで」の感想
ルパパト 第29話「写真は記憶」
#29「写真は記憶」のあらすじ
「ノエルの歓迎会をやろう」という事で動き始めたパトレンジャーの3人。
誰発信かというと、実はノエル自身が言い出しっぺというところに一抹の寂しさを感じてしまうわけですが…偶然その場に現れたゴーシュの姿!!!!
もちろん国際警察は実力を行使するってことで戦闘へ…
同じく歓迎会の準備で買い出しに出ていたルパンレンジャーの3人。
目の前で国際警察が戦闘を開始した為、一旦は様子見…
ただしいつもと違うのは、そこにギャングラー怪人の姿がないという事!!
ゴーシュの隣には、頭に金庫を移植された改造ボーダマンの姿。
パトレンジャーに変身する前だったからか、ゴーシュに隙をつかれ改造ボーダマンの一撃を食らってしまった圭一郎。
その瞬間、圭一郎の脳から無数の写真が飛び散り、圭一郎はその場に座り込んでしまいます。
ただ、ゴーシュは成果に不満足なご様子で…
ルパンコレクションの力を使った割には飛び出した写真(記憶)の量が少なすぎるという事で、さらなる実験をすべくさっさと引き上げてしまいます。
不完全なコレクションの影響により記憶喪失に陥った圭一郎。
同期のつかさの事は覚えていましたが、咲也の記憶はまるでなし。
そして上司であるこの人の事も…
どこかのエディーマーフィー的な俳優さんと勘違い!!
なんかわかんないけどノリノリな圭一郎!!
(記憶喪失という設定により多少の遊びは許されるようで、圭一郎のこういう表情は珍しいかも…)
そこへノエル登場。
圭一郎の症状はルパンコレクションの力によって引き起こされたものであり、飛び出た記憶と残った記憶を繋ぎ合わせる事で、全ての記憶が蘇るのでは…と推察。
(それにしても今回のボーダマンが映画泥棒のようだったり、エディーマーフィーだったり、ETを思わせる指のタッチだったり…今回はどうも映画ネタが多いような…)
そこでつかさが見せた1枚の写真…
それは快盗との初遭遇の時の写真…
この時には国際警察側には特殊装備がなく、ルパンレンジャーを前にしても為す術がなかったわけですが、その後、パトレンジャーに変身する力を得て、ギャングラーの殲滅とルパンレンジャーの逮捕にシフトしていったのが今のパトレンジャーだったんですが…
その話をしても圭一郎の記憶は戻りません。
ただ、「快盗戦隊ルパンレンジャー」の存在は、圭一郎の心のどこかに引っかかるものがあった様子。
そして、それを察したノエル…
一方、ビストロ・ジュレに戻ってきた3人。
圭一郎から飛び出した写真を見て、自分達が快盗として戦う道を選んだあの日を思い出します。
そして、3人の大切な人を奪ったザミーゴを倒しさえすればなんとかなるのではないか…という新たな希望を見出した回。
初美花がつかさとともに監禁された回。
そして、透真にとっての黒歴史…
透真にとっては忘れてほしい忌まわしき記憶も、うみかいりには格好のイジりの材料になっちゃってます。
一方、実験の進捗報告とともに敵さんも何故か回想…
今度は幹部達の失敗談という事で…実験室を破壊されたゴーシュと、新ビークルを奪われたデストラ…これはこれで忌まわしき記憶…でしょうね。
さて、今度はひょっこりとビストロ・ジュレにやってきたノエル。
これまた都合よく道中で自身の初登場時の写真を拾ったというわけで…
ノエル初登場時の回想シーンへ…
さらに、快盗と警察のどちらの能力も必要という事で、変身も2形態ならロボも2形態という特殊能力についてもさらりと紹介していきます。
そして、ノエルからの本題。
圭一郎の記憶を蘇らせるカギとなるのが快盗戦隊ルパンレンジャーの存在。という事で、協力してみない?と持ち掛けますが…
別に困らないという3人。
効果音付きでこくこく頷いてぷーっと膨れる初美花がかわいい!!
これには困った…といった感じのノエル。
しかし、ここで圭一郎の正義感は本物であること。そして、少なからず警察の力があったからこそ解決できた事もあったのでは?と問いかけます。
打倒ライモンを旗印に、快盗と警察が一度だけガッタイムしたあの一件…
そして、圭一郎を元に戻すも戻さないも、あとは君たちに任せるよと去っていきます。
一方、ノエルから失った記憶の割には写真の量が少ないんじゃないかと言われ、写真を探しに出ていたつかさと咲也。
散らばっていた写真の何枚かをみつけますが…
その写真を見てぎょっとなるつかさ!!
それは…
自らの弱点?がかわいいものに目がなく、思わず頬すりすりしてしまう癖が明るみに出た件と、性別が入れ替わった件…
どちらも、国際警察…というよりかは、つかさにとっての黒歴史!!
これを機に「削除してやる」と破り捨てようとするつかさを止める咲也!!
そんなふたりのもとに緊急の通信…
記憶をなくしたままの圭一郎が外に出て行ってしまったとの事!!
記憶がなくても警察官としての本能が彼を突き動かします。
全ては自分のような被害者を二度と出さない為に!!
咄嗟に構えたVSチェンジャー…その行為に戸惑う圭一郎。
そこへルパンレンジャー登場!!
「あんたが忘れた快盗さ」という言葉とともに、写真を投げ渡した魁利。そのままギャングラーとの戦闘へ…
そして、その戦闘の様子を目の当たりにする圭一郎。
脳裏に蘇ってくるこれまでの闘いの日々。そして、散らばった写真は再び圭一郎のもとへ!!
そして「おのれ快盗」の大絶叫!!
全てを思い出した圭一郎。勢いに任せての警察チェンジ!!!!
久々にぷっつんしたした圭一郎。これはヤバいってことで…
やられる前にひと仕事する透真。
エアロビ仕込みの身のこなし(笑)で鮮やかにルパンコレクションを奪還します!!
そこへ怒りのストロング撲滅突破が撃ち込まれてフィニッシュ!!
しかしながら、そこに快盗の姿はなし…と。
さて、いつもならゴーシュ登場で巨大化という流れなんですが、生憎ボーダマンへの金庫移植実験だったこともあって、今回は巨大化はなし。
グッドストライカー登場も出番なしという事で…なんとグッティまでも回想!!!!
しかも謎の女装とか…
グッティーの回想が終わった頃…圭一郎のもとへ駆けつけたつかさと咲也。
圭一郎がすっかり元に戻った事に安堵の様子。
さらにノエルがやってきて、
「さあ、行こうか。」の声に…
3人して首をかしげるのでした。
(尊い!!)
今日の早見初美花~夏祭り編~
さて、長い長い回想も終わり…
ラストはノエル主催によるノエルの歓迎会での一コマ。
ノエルが高級食材と全員分の浴衣を用意して、屋上でBBQしながら花火鑑賞というとんでもなく贅沢な時間となりました。
どーんと打ちあがった花火を見て無邪気に喜ぶ初美花。その表情を確認してから「どれ」って感じで花火を見る透真。
こういう何気ないやり取りの中にも人間関係の変化が見て取れていいですね。
ど派手な演歌歌手の装いで仕切るノエル。
合コンなんかでありがちな、気になる女子のもとへ話しかけに行く男子(笑)
ただこの様子だと咲也の春はまだまだ遠そう。
こっちはこっちで名コンビっぷりが際立つ圭一郎とつかさ。
同じベンチの隣には座らないけど、互いにベンチの端に座って付かず離れずの距離感。この感じがすごくいいんですよ…
突然上がる花火…
みんなベランダに集まって…これはこれで呉越同舟なひととき。
笑顔を交わすふたりのレッド…
ノエルには圭一郎を助けようとしたのではなく、コレクション奪還に動いただけだと言いますが…果たしてその胸の内は?
かくして平成最後の夏はみんなで見た花火とともに過ぎ去っていくのでした…
次回予告
ふたりのレッド…という前振りがあったので、このまま次回予告へ!!
なぜかひとり旅に出る圭一郎…
それを怪しいと読んだ魁利が合流ということで、次回は久々のWレッドメイン回!!
ふたりの珍道中に要注目です!!
そして、久々のふたりのレッドによる戦いも!!!!
キーとなるアイテムはこの新ビークルなんでしょうが…
…ちょっとダサくないっすか???
こいつもパジャマジックとかし出したりして。
9/9追記
魁利の抱える闇と圭一郎の光…
ふたりの立場の違い、圭一郎の事を知ってしまったからこそ新たに悩みを抱える事となった魁利。
これはこれで先々のストーリーに影響を与えそうな内容でした!!
第29話 感想
今回は記憶喪失という設定を活かした総集編。
まさかの巨大ロボ戦まで回想という内容には驚きましたが…ゴーシュは何やら実験をしているし、ノエルは相変わらず人を値踏みしているようにも見えるし…
総集編だからと言って停滞するのではなく、同時進行で何かが動いているっていう感じを醸し出すのは脚本の上手さなんじゃないかと思いました。
で、やっぱり気になるのが高尾ノエルという存在。
事ある毎に2択の選択肢を与えて、やるかやらないかを問う…
これを「値踏みしているかのよう」と書きましたが、多分、そう見せている事には何らかの理由があるんだと思います。
快盗と警察の矛盾する2つの力を持つノエル…
2つの力を持っている事でなんとなくメリットに目を奪われがちですが…逆に言うと快盗にも警察のどっちにもなれないという事なんじゃないかと。
仮にVSチェンジャーの力が自分の意志でなりたいものになる力を与えてくれるものだとしたら、快盗にも警察にもなれるノエルは逆にどちらか一方を選ぶことができない。
だからこそノエルはVSチェンジャーやVSビークルを使えないんじゃないかと思ったわけです。
(まあ人間じゃないから使えないっていう考え方もあるんですけどね。人間が使えるよう手を加えたコレクションをギャングラーが使うことはできない…そんな設定もありそうなんで。)
まあなんにせよ大快盗アルセーヌ・ルパンの存在も怪しければ、コグレやノエルも怪しさを秘めているわけで…物語が中盤から後半に進むにつれ、その辺の謎がどのように明かされるのかも含めてこれからが楽しみです!!

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー Blu-ray COLLECTION 1
- 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
- 発売日: 2018/09/12
- メディア: Blu-ray