この記事は2018年10月14日に放送された快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 第36話「爆弾を撃て」の感想です。
国際警察のトラブルメーカー陽川咲也が、ギャングラーの攻撃によってさらにうっかりさんに!!
そして、そのとばっちりを喰らう圭一郎…
そんなうっかり咲也に爆弾の狙撃ができるのか!!!!
というわけで、前回のおさらいですが…
こちらもギャングラーの攻撃によって3体に分裂してしまったコグレ。初回登場からミステリアスで胡散臭いキャラクターだったコグレの事がほんのちょっとだけ垣間見えるお話です。
【前回の感想】コグレ、はぐれてグレて大パニック!「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #35 良い人、悪い人、普通の人」の感想
ルパパト 第36話「爆弾を撃て」の感想
#36「爆弾を撃て」のあらすじ
ギャングラー怪人ペッカー・ツエッペリンの秘密研究所を突き止めた国際警察。
実力を行使するとばかりに踏み込みますが、ペッカーの攻撃が咲也に命中!!
「うっかりには気を付けるんだな」という捨て台詞に何かを察知したノエル。迂闊に手を出すのは危険と制止をかけますが、その制止を振り切り「射撃は得意」だからと追撃を試みる咲也。
…でしたが、足元のパイプにうっかり足を滑らせ、放たれた銃弾はペッカーには届かず、跳弾によって圭一郎に命中!!
とんだとばっちりを喰らった圭一郎は怒り心頭。ありがたいお説教タイムに…
ひとりベンチに座ってたそがれる咲也…
そんな咲也のもとへ近づく一人の男。現在、キャンペーンをやっており、無料で配布中のネックレスにはなんと怒りを鎮める効能があるのだとか!!
それを聞いて、「健康にいいから」と偽って圭一郎に装着させた咲也。効能を試してみようと…ヒルトップ管理官が食べた(事になっている)もなか、食べた犯人が自分であると告げると、もなかを勝手に食べた事は許したとしても、その罪を人に擦り付けるのは許せんと怒り心頭!!
しかし、その怒りのオーラは一瞬にしてネックレスに吸収され、確かに頭が軽くなったようだとご機嫌の圭一郎。
それを見て、じゃあ自分も付けてみようと咲也も装着。が、そんなに怒ることがない咲也にとって「怒りを鎮めるペンダント」は無用の長物。外そうとしますが、外れなくて…滑った手が裏拳の要領で圭一郎の後頭部を直撃!!
再び怒り心頭の圭一郎でしたが…またもネックレスに吸収され穏やかに。
これにはつかさもびっくり!!
一方、研究所に残されていた設計図からデータの解析を進めるノエルとジム・カーター。
設計図の正体は人間の怒りのエネルギーを蓄積して、一定量を超えると爆発する爆弾。
そしてその送信器は…圭一郎と咲也が装着しているネックレス!!
これにはノエルもびっくり!!
つかさは「今すぐそれを外せ」と無理やり引きはがしにかかりますが…ダメ。
仕方がないのでノエル達は設計図の解析をさらに進める事に。そして、つかさはネックレスの配布場所へ。圭一郎と咲也は怒ると爆発を早めてしまうので…お留守番。
せめてお茶でも煎れようと咲也なりに気を利かせたつもりが、うっかり手がすべって圭一郎の頭上に熱々のお茶。
座禅をして気を落ち着かせようとしていた圭一郎はブチ切れそうになりながらも、「怒ったら相手の思うツボ」と必死に我慢。
うっかり攻撃を受けている咲也に何もするなとノエル。
これにはさすがの咲也もしょんぼり…「戦力部隊に自分がいてよかったと褒めてもらいたい」という願望のある咲也にとって、とことん足を引っ張っててしまう自分に自己嫌悪…
そんなやりとりの中から、ヒントを見出し高熱源帯を見つけ出したジムカーター。
範囲が広いのでしらみつぶしの捜索が必要という事で、早速現場に向かう圭一郎。
「お前のうっかりなど想定の範囲内」だから、咲也にも一緒に来いと!!
高熱源のあるエリアで爆弾を探す圭一郎と咲也。
ここでまたうっかり「爆弾があるから逃げてください」と口走ってしまい、ネックレスをつけた市民は大混乱。
怒り心頭なはずの圭一郎ですが、氷水をかぶって必死の我慢。
そんな圭一郎の姿にさらに自己嫌悪に陥る咲也…
一方、コグレからの情報提供をもとに、ペッカーの人間態がいるネックレスの配布場所へ向かったルパンレンジャー。
戦闘を仕掛けてルパンコレクションも奪還。
あとはトドメというところに割り込んできたつかさ。爆弾の隠し場所を吐かせる前に倒してもらっては困ると!!
そして、ペッカーの能力を逆手にとって、爆弾の隠し場所をうっかり喋らせます。
遂に爆弾の隠し場所をみつけた圭一郎と咲也。
ただ、エネルギーの上昇スピードが速すぎて、今から設置場所に移動しても間に合わない!!
爆発を阻止する唯一の方法…それは咲也が受信器のアンテナを狙撃し破壊する事のみ。
しかし、敵のうっかり攻撃まで受けている自分が撃ったところでどうせ失敗するとしり込みする咲也。そんな咲也を殴るのではなく、こつんとこづいた圭一郎。
「誰かに褒められたいのなら、まずは自分自身を信じろ」と。
圭一郎の熱く、力強い言葉に奮い立つ咲也。
パトレン2号に変身して狙撃体制へ!!
つかさはつかさで、ペッカーさえ倒せばうっかり攻撃が帳消しに。そして、咲也の狙撃の腕前ならきっと成功すると必死に戦いますが、タイマンではやや分が悪く劣勢に。
そんなつかさの姿を目の当たりにしたルパンレッド。
「よくわかんないけど、あとは任せな」とルパンレンジャーがペッカーを撃退するのです。
そして、咲也の渾身の一撃は見事アンテナ受信器を破壊。
間一髪のところで爆発を阻止する事に成功!!
「お前がいてくれてよかった」と圭一郎から最高の誉め言葉が!!!!
例によってペッカーが巨大化しますが…
グッティは何故かノエルと一緒に作戦成功を喜んでいて不在。仕方ないので今回はルパンマグナムの出番!!
ブルーとイエローのVSビークルを腕に装着したルパンマグナムスペリオルに!!
さらに、急行したパトカイザーと連係プレーにより、ルパンマグナムが金庫を開け、パトカイザーが押収した爆弾を入れた上で宇宙にぶっ飛ばし、最後はルパンマグナムの光弾でフィニッシュ!!!!
事件解決したのはよかったんですが…そこで思いっきり調子に乗っちゃうのが咲也の悪い癖。それをたしなめる圭一郎。
とりあえずお茶を…と思いきや、今度はデフォルトの方のうっかりによって再び圭一郎の頭に。
これには怒り心頭の圭一郎なのでした!!
今週の早見初美花
作戦会議中のルパンレンジャー…
今回のルパンコレクションの能力が「頭をよくするもの」と聞いて、初美花にこそ必要な能力とチクリ…
一度は頷く初美花でしたが…その意図に気付いてツッコミ!!
(効果音付きでリアクションがかわいらしい一幕でした!!)
#36「爆弾を撃て」の感想
なんだかんだで国際警察のチームワークの良さが発揮された回!!
うっかり攻撃によって散々足を引っ張ってきた咲也でしたが、圭一郎もつかさも咲也の狙撃の腕前を疑っておらず、圭一郎は怒って自滅する事がないよう必死に我慢しながら、最後は落ち込む咲也を鼓舞。つかさも爆弾のありかを吐かせ、あとは咲也がなんとかしてくれると一人で必死に戦いを挑む…
そんな先輩コンビのお膳立てに見事応えてみせた咲也!!
今回は国際警察のそういう信頼関係があってこそ解決できた事件だと思うし、そういう職場環境ってすごくいいなって感じた回でもありました。
そして、今回は完全にアシスト役のルパンレンジャーではありましたが、孤軍奮闘するつかさ(パトレン3号)の姿を見て、「あとは任せな」とペッカー打倒を請け負うあたりは、グッティじゃなくてもグッとくるものがありました!!
確かに「快盗」っていうのは人の道を外れた行為なのかもしれませんが、対ギャングラーという点においては目的は同じ。
しかも、ギャングラー自身の固有の能力に加え、ルパンコレクションの能力が上乗せされている事を思えば、ルパンコレクションを奪還して敵の能力の弱体化を図るのも有効であることも段々とわかってきた…
それを踏まえた上で考えると、対ギャングラーという観点ではルパンレンジャーとパトレンジャーは共闘した方がむしろお互いにメリットがある…なにげに両戦隊のキーパーソンでもある魁利とつかさがそれを感じた回だったのかなぁっていう気もしました。
次回予告
「強制帰宅ビーム」というなんかわからないけど厄介な能力の前に劣勢の両戦隊。
なぜかテント生活を余儀なくされるわけですが、そんな中で一緒になる魁利と圭一郎。
圭一郎と兄とを重ねてしまった魁利にとってはすごく厄介な存在でもあり、最も慣れ合いたくない相手でもある…
そんな中で、魁利と圭一郎との関係性がどう変わっていくのか…その辺がみどころになってきそうですね!!
グットクルカイザーVSX 3度目の登場もあるようですし!!
追記
オンエア後の追記分。
強制帰宅ビームというふざけた能力に対して、快盗と国際警察が同じ作戦を思いついた事で、ストーリーが展開していったわけですが…
裏腹な結果になっていくのが面白いようなせつないような…