2018年11月2日…
ハロープロジェクト公式HP、および公式ブログにて、カントリー・ガールズ、Juice=Juiceの梁川奈々美さんが、2019年3月をもって卒業することが発表されました。
一応、次回のSATOYAMA&SATOUMIイベントが2019年3月30日・31日に決定しているので、その時に行われるひなフェスがラストステージになるのか、あるいは別で卒業コンサートが開催されるかもわかりませんが…
残り少ない限られた時間でしっかりとやなみんを目に焼き付けたいと思います。
事務所からの公式発表
いつもハロー!プロジェクトを応援していただきありがとうございます。
カントリー・ガールズ/Juice=Juiceの梁川奈々美ですが、2019年3月をもって
カントリー・ガールズ、Juice=Juice及びハロー!プロジェクトを卒業することになりました。ハロー!プロジェクトで日々活動をしていく中で、自分の将来についても考えることが増え、
その結果、芸能活動は区切りをつけて進学し、
新しい夢を見つけていきたいという申し出を受けました。
将来について自分自身と向き合うことは、成長の過程でとても大切なことであり、
彼女の気持ちと決意を確認し、卒業という結論に至りました。梁川自身もこころを決めるまできっと思い悩んだことでしょう。
我々スタッフも、進学して新しい夢や目標が見つかることを願い、
彼女の決断にエールを送りたいと思います。ハロー!プロジェクトでの活動は2019年3月までとなります。
具体的な時期等については、あらためて公式HPなどでお知らせ致します。
引き続き梁川奈々美、そしてカントリー・ガールズ、Juice=Juiceの応援を
宜しくお願い致します。2018年11月2日
株式会社アップフロントプロモーション
代表取締役 西口猛
私、梁川奈々美は
来年の3月をもちまして
カントリー・ガールズ、Juice=Juice及びハロー!プロジェクトを卒業します。カントリー・ガールズのメンバーとしてハロー!プロジェクトに加入し、
もうすぐ3年が経とうとしています。昨年の新体制以降はJuice=Juiceのメンバーとしても活動し、
2つのグループを兼任して、本当に沢山の貴重な経験をさせていただきました。
そんな充実した日々を送らせていただく中で
ここ1年、自分の将来や現在の活動について考えたりすることが増えました。
改めて自分自身に向き合った結果「アイドル」から離れ、
「梁川奈々美」としての人間的な成長が必要だと感じ、
そのためにも進学したい、という気持ちが大きくなりました。
まず、進学に向けてしっかりと勉強をしてから、自分の新たな夢を見つけ、
目指す分野に進みたいと考えています。幼いころから、歌やダンスが大好きだった私。
ハロー!プロジェクトの一員として過ごした時間、みなさんと出会えたこと、
全部私の宝物です。残りの時間は限られてしまいますが、
応援してくださっているみなさんに恩返しができるよう、卒業まで全力で頑張ります。引き続きカントリー・ガールズ、Juice=Juice、
そして梁川奈々美をよろしくお願いします。
カントリー・ガールズ/Juice=Juice 梁川奈々美
突然すぎるお別れ
ハロプロに再度注目し出したのが約5年前…
現場に行くようになって約3年といった感じですが、”楽しい時”っていうのは未来永劫続くものではなく、いつかは終わりの時が来る。
そして、別れの時っていうのはいつも突然…
やなみんの卒業とか、実際に発表されるまで微塵にも思ってなかったから、本当にびっくりしたというか…
「え?」
「うそ?」
「やなみんが?」
そんな感じで頭の中を?がいっぱい駆け巡って、「嘘やん」って思いながら色々な情報をチェックしていると…やがて本人のブログだったり、メンバーのブログでやなみん卒業に言及した記事がアップされて、「ああ…やっぱり現実なんだ」と思い知らされる。
…今回はまさにそんな感じでした。
やなみんに関しては…正直、推しという感じでは見ていませんでしたが、カントリー・ガールズに加入した頃の子役のような佇まいだったのが、やがてJuice=Juiceとの兼任になって、前髪をおろすようになったあたりから雰囲気変わって、”覚醒”って言われるようになり…
(私もそのうちのひとりでしたが…「やなみんこと梁川奈々美さんの覚醒がスゴい!!」)
さらに初写真集もすごく話題になって、まさにハロプロの”これから”を担うメンバーのひとりに成長していくんだろうなぁ…なんてのんびり考えていた矢先の卒業。
そもそも私自身がカントリー・ガールズやJuice=Juiceに疎かったこともあって、多士済々のハロプロにあってなかなか視界に入ってこなかったのは否めませんが、これから旬を迎えるメンバーとして遅まきながら視界に捉え始めたタイミングだっただけに…「これから期待」と思ったメンバーがどんどん卒業してしまってすごく寂しいなぁと感じます。
16歳…
それが「まだ」なのか「もう」なのかはわかりませんが、アイドルとしてはこれからが旬なわけだけど、ひとりの人生としては進学など将来を考える大事な時期。
アイドルである以前に、一個人としての梁川奈々美さんの生き方があるわけだし、やなみんが最終的にそう決めたのならばこっちはもうそれを尊重するしかない…
すごく寂しいんですけどね。
卒業についての考察
梁川奈々美さんのこれまでを振り返ってみてターニングポイントだと考えられるのは、「ハロプロ新体制」と「稲場愛香さんの加入」だと思っていて…
嗣永桃子さんの卒業後に敷かれたハロプロ新体制によってカントリー・ガールズが常時稼働のユニットではなくなり、うち3人のメンバーは他グループとの兼任に。
これによって梁川奈々美さんはJuice=Juiceに加入する事になるわけですが…元々5人で作り上げてきたJuice=Juiceが初めて新メンバーを受け入れる事になったのも衝撃的だったし、「初めての新メンバー受け入れ」という事態にメンバーもファンも色々な思いを乗り越え、飲み込んで…と推察するだけに、メンバーの加入卒業が当たり前のグループとは違う葛藤みたいなものは相当あったんじゃないかと思います。
(よもやそこで新加入したメンバーを、5人揃って送り出す事になるとか思いもしませんでしたが…)
そして稲場愛香さんのJuice=Juice加入…
元々カントリー・ガールズの先輩メンバーだったのが、喘息によりグループを卒業する事になり、復帰後順調に回復。その後、急転直下のJuice=Juice加入が決まり…再び梁川奈々美さんと同じグループに。
これに関しては誰が悪いとかではないけど、年頃の女の子の集団にややこしい人間関係を作っちゃったなぁという印象であり、よもやま話が好きな連中がブログとかを見て騒ぎ立てるとか、そういう余計な雑音が多かったんじゃないかと…
とはいえ、こういうのは状況証拠からの勝手な憶測なんで、これらを踏まえて誰が悪いとかいうつもりは毛頭ありませんが、そういう事件?も将来について考える上でのひとつの要因になったんじゃないかという気がします。
「職業:アイドル」が成立しない時代に
もうひとつ、時代背景から考えてみたいと思うんですが…
アイドルの卒業理由として「学業を優先する為」というのが非常に多いのと、あと「別の夢(職業)を目指す為」というもの。
梁川奈々美さんも前者だし、尾形春水さんもそう。そして後者だと嗣永桃子さんや鈴木香音さんがそうで…段々と「職業:アイドル」っていうのが成立しなくなっているんじゃないかというのを感じるんです。
ハロプロキッズからスタートしてBerryz工房、℃-uteとして最後まで駆け抜けていったのは本当に稀有な事例であり、特に10代前半でアイドルを志した人の場合、最初は「憧れ」で入るんでしょうが…「職業」としての現実を知り、やがてターニングポイントとなる年代に入ったところで、所属するグループの、そして自分自身の立ち位置と、将来設計を一度は考えると思うんです。
そうした時に、「本当にこのままでいいのかな?」っていう疑念があると、学業との両立が難しくなるんじゃないかと…
しかも、仮に25歳までアイドルを勤め上げたとして、その後、芸能界で生き残っていくのって何かしらの武器がないと難しいし、その時点で何も持っていない状態で引退して社会に放り出されても、そこから社会人として生きていくのは困難な世の中だったりもするので、現実的な目線を持っているコほど、そこはちゃんと見てるんだろうなと思うんですよね。
そう思うと、「学業優先」で卒業していくメンバーに対して「あなたの夢はそんなもんだったの?」なんて軽々しく言えない。言っちゃいけないと思うんです。
(むしろオタクよりもしっかりと現実を見据えているとも言えますし…)
本当は、まことさんじゃないけど「娘さんをお預かりしている立場」として、アイドルと学業(そのコの人生)をきちんと両立できる道を準備してあげるのがベストだと思うんですけどね…
もちろん事務所だってボランティアでやっているわけではないから、きれいごとを言っても仕方ない…それもわかってるんですけどね。
卒業コンサートについての要望
これはひとつ要望なんですが、梁川奈々美さんの卒業コンサートはカントリー・ガールズとJuice=Juiceの合同コンサート、あるいはそれぞれのグループでの単独コンサートでやってほしいなと思うんです。
(要はひなフェスのハロプロ全体のコンサートのいちコンテンツとしてやらないでほしいという意味。)
というのも、鞘師里保さんのラストステージがカウコンになってしまい、卒業セレモニーもリーダーが代表して手紙を読むという非常に寂しいものになってしまったから、そこはやっぱりメンバーひとりひとりのメッセージを聞きたい…という意味で絶対にお願いしたいです!!
もちろん、ひなフェスの中で「梁川奈々美卒業スペシャル」公演を設定し、カントリー・ガールズとJuice=Juiceのメンバーがひとりひとりメッセージを伝えて、梁川奈々美さんが手紙を読んで、ソロで歌って…というちゃんとした形の卒業コンサートをやってくれるんなら話は別ですけど…
(ひなフェスってスペシャルの部分以外はテンプレみたいになってるから、その公演だけ大幅に形を変えてやるっていうのは今の事務所の運営スタイルを見ていると到底考えづらいんですよね。)
まとめ
ここまで長々と書いてきましたが、梁川奈々美さん卒業は「非常に惜しい」のひと言につきます。
綺羅星のような才能がまたひとり去っていくんだなぁという寂しさ…
このままアイドルとして居続けてくれた時に、数年後…一体どんな姿を見せてくれるんだろうって考えた時の機会損失は計り知れません。
そこにいくら思いをはせても、もはやかなわぬ夢となってしまいましたが…
あとは残り限られた時間でやなみんの姿を目に焼き付けるしかないわけで、最後の最後までしっかりと応援していかなきゃなぁと思います。