ふたりのレッドの以心伝心！「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #42 決戦の時」の感想

この記事は2018年12月2日に放送された快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 第42話「決戦の時」の感想です。

前回、ルパンレンジャーとパトレンジャーをギャングラーの異世界に引きずり込んで一網打尽にしようと立ち上がったドグラニオの右腕デストラ・マッジョ。

しかし、ザミーゴの気まぐれでその目論見は破れ、一敗地に塗れる事に…

逆襲に燃えるデストラと、ルパンレンジャー＆パトレンジャーが真っ向からぶつかり合いました！！！！

【前回の感想】デストラ始動！「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #41 異世界への扉」の感想

ルパパト #42「決戦の時」の感想

#42「決戦の時」のあらすじ

オープンカフェでひとりティータイムのノエル…

魁利を見かけ「デストラに狙われているから、今、ひとりで出歩かない方がいい」と忠告。「お前はどうなんだよ」…なんてやり取りをしている最中、デストラ登場！！

さらにそこにゴーシュも加勢。

「ドグラニオの為なら自分のプライドをも捨てる」と、ドグラニオの「意思を継ぐ者」としての矜持を見せたデストラ。

さらにゴーシュの持つルパンコレクション「ゲリルモンド」を使われたと狼狽するノエル。ゴーシュの攻撃を受けてサイレンストライカーを落としてしまいます。

さらにルパンレッドもビクトリーストライカーを奪われ…そのふたつのVSビークルを自らの金庫へと収めたデストラ！！

VSビークルがルパンコレクションとしての能力を発動。

ビクトリーストライカーの力で動きを読み、サイレンストライカーの力で重力場を生み動きを封じ…しかも攻撃を跳ね返す！！

まさに無双状態と化したデストラ！！

そこへかけつけた国際警察でしたが、次は警察を一掃すると振り下ろしたハンマー。本気のデストラの一撃はすさまじく、周辺一帯の地域が焼け野原となる大惨事に。

国際警察へと戻ってきたパトレンジャーと、時を同じくしてビストロ・ジュレではコグレから手当てを受ける魁利の姿。

ノエルの異変を話そうとしたところを魁利の口を巧みに封じ…ノエル君の事は私に任せてくださいと去っていきます。

一方ノエルは…

「大丈夫じゃないかもしれないね」と珍しく弱気…

（手頃なキャプ画がなかったので、やむなく次回予告の素材を使用しています。）
 

国際警察とジュレではそれぞれ対デストラの対策を協議。

やがて同じ結論に至ったふたりのレッド…

圭一郎「コレクションを快盗に盗らせる」

魁利「警察に体張ってもらうか」

快盗は必ずコレクションを奪いに来る。

そして、国際警察は市民の安全を守る為ならなんだってできる。

だから…

お互いがお互いを「利用するんだ」という事で利害の一致をみます。

一方、ノエルのもとにやってきたコグレ。

ゲリルモンドを使われた事を咎め、だからフランスの屋敷にいるべきだったんだといつになく強い口調で責めます。

しかし、黙って見ているだけなんて到底できなかった、そして、これ以上何かを失うわけにはいかない…と主張しますが…

「我々は裏方に徹するべきだった。」「これ以上前線に出るな」と厳しく忠告し、去っていきます。

対デストラ…

決意の表情で戦う準備を進めるパトレンジャー。

それぞれの表情から…

振り向いた圭一郎の合図でパトレンジャー出動！！

同じくルパンレンジャー。

魁利の掛け声でルパンレンジャー出発！！

（なんかもうラスボスに立ち向かう前かってぐらい気合いの入った演出ですが…）


そして、手始めに国際警察日本支部を破壊すべく現れたデストラ。

それを迎え撃つパトレンジャー。

屋上からその様子を伺うルパンレンジャー…

遂に役者が揃いました！！

パトレンジャーとデストラとの戦闘の隙をついて、コレクションを奪いにかかるルパンレンジャーでしたが…作戦失敗。

それでも諦めずに奮闘するふたつの戦隊の様子を見ながら葛藤するノエル…

しかし、振り下ろしたデストラのハンマーの威力の前に強制変身解除！！

地べたを這いながら自ずと交わるふたりの視線…

魁利・圭一郎「まだだ！」

圭一郎「あいつは絶対諦めない」

魁利「絶対あいつは立ち上がる」

圭一郎「あいつならどうする」

魁利「あいつならどう動く」

魁利・圭一郎「あいつなら…」

勝ち誇るデストラの背後を襲う魁利の銃撃。再びルパンレッドに変身してルパンマグナムの威力をブースター代わりにデストラに対して特攻！

力づくで重力場のバリアを破りにかかります！！

そして、超至近距離からルパンマグナムをぶち込もうとしますが、狙いが金庫ではないとわかっているデストラは再び重力場を作って跳ね返しに…

その隙をついて飛び込んできたパトレン1号。VSビークルを拾い上げてなんとデストラの金庫を開錠。サイレンストライカーを奪い取ります。

重力場がなくなったところでルパンレッドの一撃！！

弾き飛ばされ倒れたデストラの金庫を今度はノエルが開錠。「自分も信念を貫く」とビクトリーストライカーを奪い返すのです！！

無茶な攻撃を仕掛けた反動で倒れそうになる魁利を支える圭一郎。

圭一郎「俺が動かなければ今頃お前はバラバラになっていたぞ。」

魁利「あんたなら意地でも金庫開けると思った。でしょ？」

圭一郎「…ずるい男だ。」

魁利「それが俺のウリなんで。」

当初の作戦と逆にはなったけれど、とりあえず作戦は成功。そこにノエルも加わりいいトコ取りはお前の専売特許だろう…と。

怒り心頭のデストラに対して、スーパールパンレッド、ルパンブルー、ルパンイエロー、パトレンU号、スーパールパンエックスに変身した両戦隊。

全員の必殺技がデストラに炸裂！！

それでも倒れないデストラ。ゴーシュを呼び出して巨大化します。

そこへ飛来するグッドストライカー。

もはや何も語らずとも超絶エックス合体…グットクルカイザーVSXに！！

今回はより力を発揮する為、透真とつかさ、初美花と咲也が同じ座席になります。

コンビネーション技が次々に決まって倒れるデストラ。いよいよルパンマグナムを構えてトドメ…デストラも胸の武装を解除してこれに対抗しますが…

その光弾はデストラを貫き…

誇り高き武人デストラ、ついに散華。

右腕を失ったドグラニオ…

ゴーシュに下がるよう命じ、ひとりデストラに捧げる献杯…

一方、ビストロ・ジュレは国際警察で貸切。

難敵デストラを倒したんでヒルトップ管理官にジムカーターも交えての祝勝会。

魁利も奥からグラスを3つ取り出し…頑張った自分達にと乾杯。

いつも以上に和やかなジュレなのでした。

今週の早見初美花

コグレ流の口封じ

傷付いた魁利の手当てをするコグレでしたが…

ノエルの異変について話そうとした瞬間、包帯をぎゅっと締めて痛みでしゃべらせなかったコグレ。

思わぬ力技炸裂に初美花もびっくり！！

コグレの厳しい表情と所業の前に、店内に取り残された魁利も思わず「鬼かよ…」とひと言。

無理無理の無理すぎじゃない？

初美花の繰り返す系の台詞…

「ヤバヤバのヤバすぎ」に続く新セリフが「無理無理の無理すぎじゃない？」。

前後のシーンの表情とともに…

Wレッドの活躍…

デストラにVSビークルを奪われ、それを見るしかできない初美花と透真。

立ち上がった魁利を見上げるふたり…

魁利特攻の時のリアクション！！

さらに圭一郎が金庫を開けてルパンコレクションを奪った瞬間のリアクション！！

そしてノエルが介入してコレクションを奪い取った瞬間！！

半笑い？

何故か判笑い？の初美花。

Wレッドの奮闘に感心する初美花と透真。

そしてつかさと咲也。

そこにノエルも…

祝勝会

祝勝会でのひとコマ！！

この初美花の表情とかヤバヤバのヤバすぎでしょう！！！！

それにしてもいい表情ですね！！

#42「決戦の時」の感想

今回はとにかくゲキアツでしたね！！

お互いがお互いの「信念」みたいなものを理解しているからこそ、あえて言葉にせずとも成り立った共闘。

一方、ゴーシュの協力というのも本当にふつうに手を貸しただけであり、VSビークルの潜在能力を活かしながら真っ向勝負を挑んできたデストラ。

ただ、せっかくの先読みの能力も、力技でまっすぐ向かってくる敵の前には意味を成さない…というのは皮肉にも前回デストラ自身が実践してみせた事だし、なまじ先が見通せるからこそ魁利の意図がわかってしまい、目の前の攻撃を防ぐことだけに集中して圭一郎の奇襲に気付けなかった…

結果的には力を得てしまった事が逆に仇となってしまったようで…デストラにとってはそれが不幸だったのかなという気もします。

あとは夏の映画からずっと引っ張り続けているのがゴーシュが持つ「ゲリルモンド」の存在。

当初はスーパールパンレッドと同じく、先読みの能力に近いのかなと思っていたのですが、もっと何か「本質」が見える能力なのかも…

そして、その目でノエルの「何か」を見てしまったからこそ、ノエルは狼狽したのでしょうし、コグレも戦闘に出てくるなと釘を刺したのでしょう。

一瞬色めき立ったゴーシュのリアクションは、今後の展開のカギを握るのかもしれません。

ここから若干フライング気味な発言になるかもしれませんので、「夏の映画を見ていない方」はスルーしてください！！

あの時、「ゴーシュのコレクションを奪う」か、「現実世界に帰る」か…

その二者択一の判断を迫られ、後者を選んだのは魁利自身。

映画を見ながら魁利が「ルパンコレクションの奪還」ではなく、ギャングラーの異世界から「生きて帰る」事を選んだことにも驚いたし、何故それを選んだのかもよくわからなかったんですが…いずれにせよあの時の魁利の選択が正しかったのかどうか、きっと明らかになるのでしょう。

それが何かしらの「痛み」を伴うような後悔にならなければと思うのですが…

次回予告

フランスから帰ってきた元パトレン2号、悟…

彼が帰ってくることでなにやら波乱の予感。

そして高尾ノエルにふりかかるギャングラーのスパイ容疑…

まさかの番外編の伏線回収に驚いていますが、彼の帰国によりまた新たな波乱の予感がしますし…今まで謎だったルパン家のコグレやノエルの秘密に迫る内容なのかも。

ずっと意味深に引っ張り続けているゴーシュが持つ「ゲリルモンド」の存在も気になるところ…

デストラを失った事で、ギャングラーもより一層攻勢を強めてくるでしょうし、とにかく見逃せない回になりそうです。

段々と終わりに近づいてきているルパパトですが、最後の最後まで刮目したいと思います！！ 

追記

帰ってきた男、東雲悟…

結果的にこの男の登場によって物語が大きく動く事になります。

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