この記事は2019年1月6日に放送された快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 第46話「抜け出せないゲーム」の感想です。
前回がクリスマスで、今回がお正月と年中行事を取り入れたギャグ回の第2弾。
メンバーカラー?のジャージ姿で、改造ポーダマンから出されたゲームに挑む素顔のルパンレンジャーチームの様子は、まさしくハロプロが出しているDVDマガジンのノリそのもの!!
ここへきて早見初美花を演じる工藤遥さんの元モーニング娘。というバックボーンを上手いことイジってきたなぁという、作り手さんの遊び心が見え隠れする回となりました。
(あくまでも表向きは…というところがルパパトならではなんですけどね。)
【前回の感想】クリスマスには鮭(シャケ)を食え!の裏で…「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #45 クリスマスを楽しみに」の感想
ルパパト #46「抜け出せないゲーム」
#46「抜け出せないゲーム」のあらすじ
初詣に向かうビストロ・ジュレの面々…
そこに現れた改造ポーダマン軍団。
早速変身して迎え撃とうとしたところにルパンコレクションの能力発動!!
なんと異空間に閉じ込められジャージ姿に!!
「一緒に遊ぼう」の能力との事で、脱出するにはコレクションを奪うしかない…という事で、仕方なくゲームに乗る事になってしまいます。
いざ、ゲームスタート!!
一方、国際警察では思いつめた表情の圭一郎…
国際警察のメンバーを集めて、大量失踪事件についての重要な報告をはじめます。
被害者の中に魁利の兄、透真の婚約者、初美花の親友がいる事が判明。
「ルパンコレクションを回収し、大事な人を取り戻す」というノエルの言葉とルパンレンジャーの目的は同じ。
ルパンレンジャーの正体は魁利君たちだと断言します。
国際警察でそんな事になっているとは露知らず、異空間の中のルパンレンジャー達。
まずは箱の中のお題をクリアする…というゲームに挑戦!!
「モノマネ」というお題に対して、そんなの簡単と透真のモノマネを始める魁利でしたが…
例のレオタードイジりをしようとした瞬間、怒りの青白き炎に包まれた透真。
その迫力に日和ってしまった魁利…
「る、ルパンブルー」と名乗りに切り替え不合格。
その瞬間、魁利の頭上に金ダライ!!
【関連記事】今日の事は忘れろ、忘れてくれ!「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #27 言いなりダンシング」の感想
というわけで、今度はノエルがモノマネにチャレンジ。
「国際警察の権限において実力を行使する」&鼻息!!
ギャングラーにも浸透している朝加圭一郎のキャラクター。敵に回すと厄介だけど、味方ならとっても心強い。それが国際警察パトレンジャー。
その頃、国際警察では魁利君たちがルパンレンジャーであるという裏付けとして、魁利とふたりで旅行に行った際にルパンレッドが現れた事。そして、夢の世界に初美花が現れ…その現場にルパンイエローが現れた事を証言。
【関連記事】兄と圭一郎と…「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #30 ふたりは旅行中」の感想
【関連記事】お節介の代償。「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #17 秘めた想い」の感想
圭一郎の話を聞きながら捜査資料を確認するつかさ…
詩穂と並んでいる女の子は…なんとフミコちゃん!!
国際警察で保護した3兄弟のひとりに瓜二つ。子供に変えてしまうルパンコレクションの存在を知り、あの時のフミコが初美花と同一人物という疑惑が急浮上!!
しかも、あの時つかさが「かわいいかわいい」と頬ずりしていた相手が魁利だとわかって大赤面のつかさ。
真っ赤になって倒れてしまいます。
【関連記事】つかさ、ショタ全開!!「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #33 僕らは少年快盗団」の感想
一方、ゲーム空間では次のお題が登場。
「辛かった事を告白する」という事で、透真は分裂したコグレを探すのが馬鹿馬鹿しかったと回顧しますが…
お題と回答が違うので不合格&金ダライ。
【関連記事】コグレ、はぐれてグレて大パニック!「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #35 良い人、悪い人、普通の人」の感想
そこで初美花がルパンマグナムの試練が辛かったと告白。
でも、ルパンマグナムとビクトリーストライカー(スーパールパンレッド)の力さえあればザミーゴにだって負けないと豪語します。
そして、その後に続いたデストラとの対戦。特にコレクションの力を使われた最終決戦はメンタルもフィジカルもギリギリだったと告白。何故かそれに賛同する改造ポーダマン。って事でクリア!!
【関連記事】新たな力とその代償…「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #34 伝説の銃」の感想
【関連記事】ふたりのレッドの以心伝心!「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #42 決戦の時」の感想
その頃、ギャングラーの異世界では自分の跡目争いに名乗りを上げないザミーゴとドグラニオの会話。
ザミーゴにとっては面白いものを見つけたから興味はそちらにあり、今更組織を率いるなど古臭いと一蹴します。
ゲームの世界では「モノボケ」を要求。
ノエルが名乗り出て華麗な体術を発揮しますが…不合格&金ダライ!!
何故なら、それっていっつもやってんじゃんっていうのが理由。
それならばと閃いたのが初美花!!
なんと魁利と透真とノエルと、そしてグッティにも女装させちゃいます。ゴーシュ以上の美貌に仕上がった3人と1機。もちろん合格!!!!
少なくとも国際警察より上回っているだろう…との事。
【関連記事】男装の麗人と女装の怪人!!「怪盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #11 撮影は続くよどこまでも」の感想
さて、つかさの熱冷まし待ちだった国際警察は検証を進めます。
初美花とともに遊園地に閉じ込められた時も、閉鎖された空間にルパンイエローが現れた事。そしてギャングラーが経営するバーに魁利がいた事。さらに銃の扱いに長けた透真…3人が快盗であれば全て説明がつく…と。
【関連記事】つかさの守備範囲(笑)「怪盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #13 最高で最低な休日」の感想
【関連記事】つかさを支えるもの…「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #24 生きて帰る約束」の感想
【関連記事】デストラ始動!「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #41 異世界への扉」の感想
しかし、咲也はこれを断固否定。
自分には心当たりが全くなく、しかもつかさとともにアリバイを実証した事を主張します…が、フミコの案件で自分そっくりの母親が出現した事などを考慮すると、アリバイに関しても何かしらのトリックの可能性があるんじゃないか…と。
あくまでも初美花を信じたい咲也は、圭一郎に対して今まで魁利に目をかけてきたじゃないかと主張しますが、それとこれとは話が別と否定するのでした。
【関連記事】苦肉の策だな…「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #8 快盗の正体」の感想
ゲーム空間でのゲームも佳境に。
「お宝を見せろ」というお題に対して、机上に自分達の変身アイテムを並べた魁利たち。その中にはグッドストライカーも…
そしてメカ戦のハイライト…
自分達にとってもギャングラーと戦う為に必要なお宝であると同時に、ギャングラーにとっても脅威の力…紛れもないお宝であると。
それを見た改造ポーダマンが豹変!!
「貴様らのお宝は頂くぜ」
と、どこかで聞いたことのある台詞とともにVSチェンジャーを消し、まんまと魁利たちをゲーム空間に置き去りにした改造ポーダマン。
ちょいちょいやっていた決めポーズこそが、空間の出し入れに必須だったことを突き止めたグッティ!!
どこからともなく飛来したきつつきばりに改造ポーダマンを襲い、チクチク突いていく事で強制的にそのポーズをとらせ…無事に生還した魁利たち!!
VSチェンジャーも無事に奪還し、あとは改造ポーダマンのみ。素顔のノエルの体術で攻撃をかわし、自らのバックルでの開錠にこそ失敗しますが、渡されたサイクロダイヤルファイターを使ってルパンコレクションの奪還に成功。
さらにスーパールパンエックスに変身して一気に葬り去ります。
ノエルが取り戻したルパンコレクションは受け取りますが、サイクロダイヤルファイターは返さないでいいわと魁利。
次にステイタスゴールドが出現した際に、開錠アイテムがひとつでは対処できないので、ノエルに預けておく…と。
そして、茶番劇を終えたルパンレンジャー達は初詣をして家路につくのでした。
その頃、国際警察ではヒルトップ管理官がある決断を下します。
ジュレの3人を国際警察の監視下に置く…というものでしたが、それに待ったをかけた咲也。自分が魁利たちの無実を証明してみせるから、それだけは待ってほしいと懇願するのでした。
そしてギャングラーのアジトでは、ルパンコレクションふたつを手に取ったゴーシュの姿。
これを使って何の実験をしようかと目論むところに現れたザミーゴ。ギャラならいくらでも払うと言い…こちらはこちらで新たな動きを見せようとするのでした。
今日の早見初美花
撮れ高の多かった今週の早見初美花です!!
初詣は晴れ着で!!
くるっと一回転する初美花!!
リクエストしただけあって大喜びのノエル!!
しかし…
招かれざる改造ポーダマン軍団を見つけてしまいます!!
ゲーム空間へ
ゲーム空間に閉じ込められたルパンレンジャー…
せっかくの晴れ着がジャージに変えられてしまいぶすくれる初美花。
金ダライを回避する為、頭を守っているのもかわいらしいですね!!
そして思いついちゃった初美花
モノボケというお題に閃いちゃった初美花の表情!!
この後、メンズが女装という流れになるんですが…その前に黄色いジャージ姿に被り物をした初美花…いや、工藤遥さん。
なんかこの頃を思い出しちゃいますね!!
子役のコもなんとなく似た感じはしますが…幼き日の工藤遥さんはこんな感じです。
そして、成長した工藤遥さん(笑)
この衣装は10期メンバーのデビュー曲でもある「ピョコピョコ ウルトラ」のもの。DVDマガジン的な設定もそうですが、その時の衣装を彷彿とさせる今回の出で立ち…絶対狙ってやってますね!!
本題に戻って、初美花プロデュースの女装大作戦が成功してどや顔の初美花!!
そして初詣!!
新年早々に起ったしょうもない事件が解決し、改めて初詣をするジュレの面々。
「今年こそうちらの願いが叶いますように」
そう願うのでした。
#46「抜け出せないゲーム」の感想
ルパパトが始まってからずーっと気になっていた事。
それが、魁利たちルパンレンジャーの正体が、いつどうやって圭一郎たち国際警察にバレるのかという点。
ついに圭一郎は、その正体と彼らの動機を掴むまでに至りました。
ストーリーとしては前回の「クリスマスには鮭を食え」というぶっ飛んだ展開と、今回のDVDマガジン的なノリのお遊びを見せつつ、その裏で国際警察が快盗の正体に辿り着くという二軸の展開。
まさかこういった形で圭一郎が真実に辿り着くとは思っていなかったし、そのきっかけを与えたのが悟というのも…なんか因縁めいたものを感じてしまうのは私だけでしょうか?
そして、意外だったのが圭一郎が冷静であるという点。
初期の圭一郎なら…特に魁利との直接対決に敗れた頃であれば、怒りに任せてビストロジュレに踏み込んだことでしょう。
でもそうではなかった…
何故ならこの1年間を通して、快盗の真の目的が「大切な人を取り戻す」という唯一つの願いである事を知ってしまったから。そして、時には敵として…そして、時には味方として戦ってきたからこそ、彼らが本当の「悪」ではない事がわかっているから…なんだと思います。
あの圭一郎が冷静でいられるのは、魁利たちの真実を理解した上で、その上で彼らと正面から向き合おうとしているからなんじゃないか…そんな気さえしてくるんです。
朝加圭一郎が魁利たちの事をどう受け止めて、どういう決断を下すのか…これは最終回に向けて一番のみどころになってくるんじゃないかと期待しています。
一方、これから最終回へ向けて一気に加速していくであろう中での、恐らく最後のギャグ回でルパンレンジャーに思いっきり道化を演じさせたわけですが…
いかにも既視感のあるジャージ姿は…これ!!
モーニング娘。のDVDマガジンでの一幕ですが、この手のゲーム企画を思わせる作り方はさすがというか…
これなら知らない人が見てもどこかのバラエティー番組の一幕って思うだろうし、ハロヲタからしたらDVDマガジンじゃんってツッコめる…最後の最後に工藤遥さんのバックボーンを思わせる遊び心のたっぷり効いたぶっこみ…お見事です!!
「知る人ぞ知る」っていう楽しみ方が出来て面白かったし、きれいに次回に向けての橋渡しができたんじゃないかと思います。
終わってほしくはないけど、早く次が見たいなって思ってしまいました。
次回予告
新たな力を得たザミーゴ。
そして、初美花の無実を証明すべく突っ走る咲也…
今回の話を経て物語が一気に加速していきそうな感じがしますが、ルパンレンジャー側も恐らく自分達の正体がバレた事に勘づきそうでもあり…そして、気になるのがノエルの動向。
自分の力では開けられない金庫をどう攻略するのか…
ここからはギャグ回なしで最終回まで行くと思うので、最後までしっかりと刮目します!!