青天の霹靂…
寝耳に水…
その衝撃をなんと表現したらいいのか言葉がみつからない…
未だに自分自身の中で整理も出来ていない…
それだけ「カントリー・ガールズ活動休止」という発表は私にとっても衝撃的なものだった。
それだけではない…
森戸知沙希さん以外のメンバーがハロプロを去っていくのだ…
山木梨沙さんは大学卒業後に就職。
小関舞さんは独立して再出発。
船木結さんは3月をもって芸能活動を休止。
嗣永桃子さんが育て、遺していったグループがこんな形で終わりの時を迎えるなんて…
こんな悲しい話があるだろうか。
しかも事務所はカントリー・ガールズのメンバーを一新して再始動を目論んでいるのだという…
今回はこの事について自分が思う事を思うままに書いていこうと思う。
ハロプロ新体制の功罪
色々衝撃的過ぎて何も考える気が起こらないのだが…
結果的にももちの卒業を見送った5人のメンバーのうち、4人がハロプロを去ったわけだから、2017年に断行されたハロプロ新体制が失敗だったと言えるし、終わりの始まりだったと思えてならないのだ。
このまま成長していたら、将来的にはハロプロの主役をはれたであろう稀有な人材を、こんな形で失ってしまった事に対して激しい憤りを覚える。
(もちろんモーニング娘。の戦力の充実と、結果的によこちぃの絆が横山玲奈さんを救ったわけだし、かわむーとのアンジュルム5期の絆もエモいし、Juice=Juiceに新メンバーという新たな風を吹き込んだ事は新体制のもたらした成果として否定しないが…)
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カントリー・ガールズへの想い
ここでひとつ言えるのは、事務所は「カントリー・ガールズ」というグループを軽く考えていたんじゃないだろうか?
正確に言うと、「カントリー・ガールズ」というグループに対するメンバーの想いを…かな。
元々はカントリー娘。から「世界に通用するグループに成長するように」と再始動した「カントリー・ガールズ」。
PM(プレイングマネージャー)にはBerryz工房の嗣永桃子さんが就任したものの、他のメンバーは、ハロプロ研修生からの昇格者と、「モーニング娘。'14 <黄金(ゴールデン)>オーディション」参加者。
そんなメンバーの事実上の教育係として、アイドルとしての心得を一から叩き込み、鍛え上げたのが今のメンバーであり、ももちの遺伝子を継承した数少ない大切なメンバーなんです。
本当だったらももち先輩が卒業して、いよいよ自分たちの真価を問われる正念場…を迎えるはずだったのに、それすらさせてもらえずハロプロ新体制が全てを呑み込んでいきました…
5人でやってみてイマイチだったから新体制でテコ入れするならまだしも、「5人で活動すらさせてもらえなかった」事は、少なからず彼女たちの心に傷を残したと思います。
結局、カントリー・ガールズは活動規模が縮小され、ハロコン限定ユニットのような扱いに。
事務所は「たとえカントリー・ガールズとしての活動が少なくなったとしても、兼任先で活動できているから、学業との両立ができてるから、それで十分満足できるんじゃないの?」とでも思ったのでしょうか?
そうだ 情熱 なめんじゃねえ
奇しくも兼任先となったアンジュルムのシングル曲「タデ食う虫もLike it!」の中で、船木結さんがそう歌っているんです。
ほんの少しでもいい…
5人のカントリー・ガールズとして、ももち先輩卒業後のかたちを見せてほしかった!!
船木結という逸材の喪失
最初に断っておきますが…
もちろん山木梨沙さんもMCやイラストなど才気あふれるお嬢だし、小関舞さんもビジュアルが良くなり将来が楽しみだと感じさせるメンバーであり、今回の決定については非常に残念に思います。
ただ…
今回の活動休止発表の中で一番衝撃的だったのは、船木結さんが芸能活動を休止するという選択をした事です。
小柄ながら…というグラビア的、ビジュアル的な魅力もそうだし、ダンススキルも歌唱スキルも総じて高く、関西人ならではのトークの面白さ、キャラ設定の絶妙さなど、「ももちイズムの継承者」として、どこへ出しても恥ずかしくない逸材。
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事実、おはスタのおはガールをやっていた頃は「ふなっき歌謡祭」なんてコーナーも出来たし、スタッフさんからもすごく愛されているなぁと思いながら毎週欠かさず見ていたので、タレントとしてやっていくだけのスキルも十分あったはずなんです。
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正直、まーどぅー(佐藤優樹&工藤遥)を超えられるのは、やなふな(梁川奈々美&船木結)しかいない…ぐらい期待していたのに、結果的にふたりともハロプロと違う道を選んでしまったわけで…それに関しては本当に残念としか言いようがない。
はっきり言って船木結さんを超える逸材はそうそういないと思います!!
プロ野球で言ったらFA宣言して大リーグに挑戦されたような…そんな感じです。
(日本のプロ野球界から見たら損失でしかないっていう…そんな次元の話。)
カントリー・ガールズに終止符を!!
もう一つ今回の発表で腑に落ちないのが、カントリー・ガールズの現メンバー卒業後、メンバーを一新して再始動を目論んでいるという事!!
カントリー・ガールズの成り立ちについては少し触れましたが、旧「カントリー娘。」から再始動したのが「カントリー・ガールズ」であり、その構成要因として重要な事がひとつ。
それは…嗣永桃子の薫陶を受けている事!!
グループに命があるとすれば、カントリー・ガールズは嗣永桃子さんが育てたものだし、その教え子たちのものなんです。
現メンバーが残り、それを次のメンバーに継承していくのであれば、まだ話はわかるんですが…嗣永桃子さんのつの字もない新メンバーがいきなりやってきて、「カントリー・ガールズです」ってやられても、残念ながらそれを受け入れるだけの器量も自信も今の私にはありません。
だってそれはカントリー・ガールズであってカントリー・ガールズではないですから…
覆水盆に返らず…
もはやカントリー・ガールズの活動休止も、メンバーのその後についてももはや変えられないのはわかります。
でも、せめて「カントリー・ガールズ」というグループ名だけは現メンバーで一旦終わりにしてほしい。
なんなら新しいグループ名がカントリーなんちゃらになっていても構いません。
「カントリー・ガールズ」は、嗣永桃子・島村嬉唄・森戸知沙希・山木梨沙・小関舞・稲場愛香・船木結・梁川奈々美のものとして終わらせてほしいんです。
吉野家の器にすき家の牛丼を盛り付けて「牛丼は牛丼だろ?」って言ったら、吉野家の牛丼が好きな人ってそれで納得しますか?
それでなんの罪のない新メンバーが「カントリー・ガールズ」の看板を背負って、マイナスからスタートするのって…それって意味があると思いますか?
正直、今回の活動休止発表をすんなり納得し、受け入れている人はすごく少ないと思います。
いつもなら極力事務所の発表を肯定的に受け止め、その先が楽しみだって言い続けてきましたが、今回の件だけは全然納得いっていません。
そこにきて今後もし「カントリー・ガールズ」に新メンバーとか言い出したら、さすがに堪忍袋の緒が切れるし、新メンバーを素直に応援したいと思えないと思う…
だから…
「カントリー・ガールズ」は12月で終わりにしてください。
それだけを切に願って締めくくりとしたいと思います。