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【ライブレポート】Hello! Project 研修生発表会2020 ~夏の公開実力診断テスト~の感想

石栗奏美

2020年7月26日に行われた「Hello! Project 研修生発表会2020 ~夏の公開実力診断テスト~」。

今年はコロナウイルスの影響により、通常なら5月に行われる分が延期されて、初となる無観客の生配信という形式での実施となりました。

普段ならなかなか参加できない研修生発表会ですが、せっかく有料生配信で研修生のパフォーマンスを見て、しかも投票まで出来たんで、視聴した感想を書いていきたいと思います。

研修生発表会のみどころ

今年はハロプロ研修生をメインとしたテレビ番組「ハロドリ。」も放送され、いつになくハロプロ研修生への注目が高まっている状態。

残念ながらコロナウイルスの影響で3月の研修生発表会が中止になり、恐らく当初の予定通りに放送できていないんじゃないかなって気もしますが…それでも自粛期間中の自主錬の様子など、個々のパーソナリティを掘り下げた形での放送となり、割と研修生の顔や名前がわかった状態。

ある程度キャラを把握した状態で出来るのがいいですよね。

 

そして、今回の実力診断テストのゲスト審査員は元℃-uteの鈴木愛理さん、元アンジュルムの勝田里奈さん、元Juice=Juiceの宮崎由加さんの3名。

特に初参加のりなぷーはアンジュルムの中でもセルフプロデュースと発信力に長けた方でもあり、在籍時には衣装のプロデュースもしていたので、そういう目線でのコメントも楽しみ。

 

というわけで、ここからは研修生のパフォーマンスの短評を書いていきます。

①中山夏月姫/涙の色(℃-ute)

鈴木愛理賞を獲得した中山夏月姫さん。

Aメロでぐっと掴まれたんですが…それをサビまで持続できなかったというか、サビに入ってちょっと雑になっちゃったかなぁって気がしました。

②豫風瑠野/生まれたてのBaby Love(Juice=Juice)

初参加の豫風瑠野さん。

思ったよりも歌の基礎がしっかりしていて、声出てるなぁっていう印象でした。ただ、後半に行くにつれてリズムが走りがちだなと…

③橋田歩果/One Summer Night~真夏の決心~(カントリー・ガールズ)

初参加の橋田歩果さん。

歌は安定していて、自分の色…雰囲気みたいなものを醸し出しているなぁと思います。あとは歌っている時の表情がもっと出てくると、さらに世界観に引き込まれるんじゃないかなって気がします。

④植村葉純/Missラブ探偵(W〔ダブルユー〕)

初参加の植村葉純さん。まだ12歳という年齢ですが、楽しみなビジュアルでかなり期待していたメンバーですが…意図している事はなんとなく伝わったんですが、まだそれを表現できるスキルが足りなかったのかなぁって感じ。

この辺から少し映像がカクカクして細部まで見れなかったのが残念です。

⑤米村姫良々/奇跡の香りダンス。(松浦亜弥)

メンバー最多、6度目の挑戦となる米村姫良々さん。

パフォーマンスには貫禄さえ感じさせるものがありましたが…平均的にそつなく上手いって感じで、なにかこう…心に刺さるものがなかった気がします。

細部のツメの甘さ…みたいなのも気になりますし。

⑥北原もも/都会っ子純情(2012神聖なるVer.)(℃-ute)

宮崎由加賞を受賞した北原ももさん。

ビジュアル的にはまだ幼く、なんとなく幸薄そうな印象しかなかったんですが…

思ったよりも骨太なパフォーマンスで、歌声も雰囲気もこの曲の世界観にも合ってたし、何より表情の変化…途中途中で見せる笑顔がすっごく良かった。

今回研修生発表会を見て一番印象が変わったメンバーかもしれません!!

⑦村越彩菜/旅立ちの春が来た(スマイレージ)

初参加の村越彩菜さん。

声がしっかり出ていて掴みはすごくいいなって思ったんですが…低音を筆頭に細部が詰め切れておらずやや雑な印象。リズムも前に走りがちだなと思いました。

⑧西﨑美空/スッペシャル ジェネレ~ション(Berryz工房)

初参加の西﨑美空さん。

自前の衣装はひと昔前のハロプロを彷彿とさせるもので、本公演初のへそ出し!!

それはさておき、パフォーマンスとしてはしっかりやれてたと思うんですが…ただでさえ曲自体に力があるから、「スッペシャル」な世界観を表現するならもうひと押しパワーが必要かなって感じがしました。

⑨小野田華凜/「ひとりで生きられそう」って それってねぇ、褒めているの?(Juice=Juice)

まこと賞(昔で言うところのキャラクター賞)を獲得した小野田華凜さん。

歌い出しの段原瑠々さんの印象が強すぎるだけに、どこまでそこに迫れるか…みたいなところもある曲ですが、自分の色を出そうとしていたのはわかるし、ガチっと掴まれた感もありました。

出てきてからの緊張感が凄かったから…かはわかりませんが、大事なサビのところで声が裏返ってしまって、決めるべきところで決めきれなかった…

後悔が残るパフォーマンスだと思いますが、折れずに最後までやり切った姿は立派だと思います。

見た目以上に根性あるなと…

⑩窪田七海/私の魅力に 気付かない鈍感な人(光井愛佳(モーニング娘。))

歌唱賞を獲得した窪田七海さん。

岡井千聖さんのFCイベントにも出ていたから、それ以来ずっと気になってるメンバーだったんですが…かわいい系の楽曲をかわいくやりきった感じで、完璧に近いパフォーマンスだったんじゃないかなって気がします。

あの頃よりもきれいになって、成長したなぁって感じます。

【関連記事】【ライブレポート】奇跡は何度でも…「岡井千聖FCライブ③ ~ 勝手にハロプロ20周年おめでとう!2013-2018 ~」の感想

⑪平山遊季/Come with me(こぶしファクトリー)

初参加でつばきファクトリーの谷本安美さんイチオシのビジュアル、平山遊季さん。

こぶしファクトリーのリーダー広瀬彩海さんのフィーチャー曲であり屈指の難曲に果敢にチャレンジしており、決めるべきところはしっかりと決めてくれたと思います。

ただ…難曲であるが故に多少の粗も見えてしまったのかなぁという印象。自分の歌唱レベルに合わせた曲を選んでいたらひょっとしたら賞獲れたんじゃないか…ってぐらい持っているレベルは高いと思います。

⑫斎藤円香/今夜だけ浮かれたかった(つばきファクトリー)

研修生最年長の斎藤円香さん。

気付かなかったけど出だしのダンスをミスしたようで、MCになってから涙する姿も…

歌声とかパフォーマンスとかに関しては、つばきファクトリーの中に混じっていても別に引け劣らないだけの基礎能力はあると思ったんですが…

決めるべきところで決めきれない甘さ…みたいなのがこの結果に繋がっちゃったのかなぁと。ステージに立っている姿がカッコいいので、諦めずに頑張ってほしいです。

あと…泣くな!!

⑬江端妃咲/21時までのシンデレラ(Berryz工房)

その前の斎藤円香さんMCの頃から音が反響するというか、明らかにおかしくてパフォーマンス中に不安定に。繋がった頃にはMCに進んでて…しかも泣いてるって感じだったんですが…

「審査」が伴う生配信でちゃんとパフォーマンスを放送できていないのは不公平という事で、その場でやり直しになったのが江端妃咲さん。

最初のパフォーマンスがどんな感じで、その後に何を言われたのかは全くわかりませんが、やり直したことでかえって本来の自分の実力が出せたんじゃないかなぁっていう印象。

元々どれだけのスキルがあるコかわからないので安易な事は言えませんが、しっかり声も出ていたし、のびのびパフォーマンスしていたと思います。

⑭為永幸音/抱いてよ!PLEASE GO ON(後藤真希)

ピンヒールにへそ出しの衣装で、思いっきり背伸びしてきた印象の為永幸音さん。ダンス賞を獲得したわけですが…

育ちの良さを感じるふんわり系の名乗りから、曲に入った瞬間からスイッチが入った感じで、すごく質の高いパフォーマンスを見せてくれたと思います!!

このレベルのコが研修生ユニットにすら入れていないっておかしいと思うし、早くデビューさせるべき素材だと思うんですけどね…

⑮松原ユリヤ/赤いイヤホン(アンジュルム)

勝田里奈賞を獲得した松原ユリヤさん。

キャラクター賞ならむしろこっちだろうって気がしないでもないですが…アンジュルムの中でもパワーのある楽曲を踊りながらしっかり歌えていたと思います。

まだ表現としては棒って感じで…まだ幼いから、その辺の伸びしろはきっと大きいんじゃないかなって思います。

⑯山田苺/SHALL WE LOVE?(ごまっとう)

研修生の中でも高身長の山田苺さん。

個人的には名前で損している気がしないでもないんですが…大きな体を使ったダイナミックなパフォーマンスが良かったです。

特に序盤の掴みはすごくて、「やるやん」って思ったんですが…サビを同じパワーで歌いきるだけのパワーがやや不足していたように思います。

⑰石栗奏美/リゾナント ブルー(モーニング娘。)

遂にベストパフォーマンスを獲得した石栗奏美さん。

持てるものを全てぶつけてきた印象で、細やかな表情の変化だったりとか、すごく挑戦的なパフォーマンスだったと思います。

投票こそしませんでしたが、完成度の高さはまさに「ベストパフォーマンス」に相応しいものだったと思います。

⑱広本瑠璃/タチアガール(スマイレージ)

初参加の広本瑠璃さん。

初期スマをイメージした衣装のかわいらしさと、ふわふわな感じがマッチしていて、すごく自分に合ってるなぁっていう印象。

ただ、後で年齢を見て思っていたよりも年長さんなんだなぁ…とも。

感想

私はパフォーマンスの完成度の高さと、MCでのふんわり系のギャップにやられたと感じた為永幸音さんに投票しましたが…

10分の投票時間で色々迷いも出てくると思ったので、自分がつけた採点の合計点数の高い方から選んで…あとは変えませんでした。

結果的にダンス賞を受賞できたので、爪痕は残せたのかなぁっていう気がします。

 

確かにまことさんが言う通り、お客さんのパワーを受けられない分、総じてパフォーマンスの小さかったと少し厳しい意見を述べられていましたが、個人的には総じてセルフプロデュース出来ていたと思うし、自粛期間中も努力を怠らなかったからこそ、ある一定のレベルは保てていたんじゃないかなって気がします。

既存のグループに入っても全然通用しそうなメンバーもいたし、これからの成長がすごく楽しみなメンバーも見つける事が出来ました!!

これだったら毎年生配信もやっていらだけたら…とさえ思います。

 

ただ…やっぱり「審査」を含む生配信でもあるので、最低限全員のパフォーマンスが同じ品質で見られる事が大前提。

今回みたいに途中で中断しちゃうと、こちらの気持ちも冷めてしまうし、江端さんみたいに2回目という特殊な状況を…今回は乗りきって恐らくそれ以上のパフォーマンスを見せてくれたけど、本来はあってはならない事。

生配信の可能性と、今後の課題も感じられた発表会だったなと思いました。

 

最後に、石栗奏美さんは北研のメンバーが次々にデビューしていく中、歯を食いしばって頑張ったと思うし、それが今回の結果に繋がったんだと思います。

賞の発表の際に、窪田七海さんが歌唱賞を貰った時は後ろで一緒に泣いていたし…そんな優しさも彼女の良さだと思います。

今回ぶっちぎりでベストパフォーマンス賞を獲得できて本当に良かったと思うし、願わくば1日でもはやくデビューできる日が来ることを心待ちにしています!!

本当におめでとう!!!!