2020年10月3日に熊本県の市民会館シアーズホーム夢ホールで行われた「Hello! Project 2020 〜The Ballad〜」の感想です。
今年の夏のハロコンは、コロナウイルスの影響を鑑みて出演メンバー・スタッフを最小限に絞ってJ-popのバラードをお届けするというもの。
観客側も全員着席、コールなしという状態で開催されたわけですが…
引き続き秋も行われるハロコンは、全国各地で開催される代わりに出演メンバーはさらに絞られて最小4人。
異例尽くしのコンサートとなったわけですが…
今回熊本にやってきたメンバーは、
北村莉央(モーニング娘。’20)
岡村ほまれ(モーニング娘。’20)
上國料萌衣(アンジュルム)
清野桃々姫(BEYOOOOONDS)
という4名。
上國料萌衣さんにとっては凱旋コンサートとなりました!!
コンサートの概要
まず、今回のコンサートの流れを大まかに言いますと…
出演者全員による歌唱から始まり、前半のMCを上國料萌衣さん。そして、第1ブロックは1人1曲ずつ。MCを挟んで第2ブロックは1人2曲ずつ。
後半のMCが岡村ほまれさんに変わって第3ブロックは1人1曲ずつ。そして最後のMCから全員による歌唱という構成。
というわけで、前後半に全員曲、4人構成の場合は1人4曲聴けて、合計18曲披露されました。
メンバー4人で全18曲のコスパをどう考えるかはその人次第として…
推しのソロ歌唱を4曲も聴ける機会ってバースデーイベント以外ではなかなかないと思うので、考えようによってはかなりお値打ちなコンサートと言えるんじゃないかと思います。
感想
今回の公演で一番びっくりしたのは清野桃々姫さん!!
なんとなく芸達者な人…っていうイメージしかなくて、正直今回の中では一番ノーマークだったんですが…
おみそれしました!!
1曲通して曲の世界観が構築出来ているというか…ちゃんとサビに向かって曲を組み立ててるから、桃々姫の歌声を聴いてると自然とノッてくるんですよね。
特に驚いたのが某安全地帯の名曲。
サビのところの微妙に食い気味に入ってくる感じ…
あれは玉置浩二さんの歌い方に寄せたと言ったらそれまでかもしれないけど、「抑えきれない想い」みたいなものを表現しているみたいに感じられ、そこ聴いただけで心をぎゅっと掴まれました。
そのフレーズ聴くだけで気持ちいいんだもん…
あれは本当にやられました。
それ以外の曲も、ただ上手いとかじゃなくて、ちゃんと桃々姫の表現に落とし込んでいるところが凄いなと思います。
是非、清野桃々姫バージョンでYouTube配信してほしいです!!
続いて印象深かったのが北川莉央さん。
元々歌が得意って事でモーニング娘。15期メンバーに選ばれたわけですが、「1曲通して世界観を作り上げている」という点では清野桃々姫さんと同じ。
まだ声にパンチがないから、グループとしての歌割りはそんなに多くないけど、ちゃんと技術を磨いていけば大きく化けるかもしれないなって思いました。
上國料萌衣さんは…持っている声質や透明感はピカイチなんですが…
これは本人がMCで言ってた通り、「グループだと得意分野があるから…」というところで、現段階では持っている資質頼りになってしまって、世界観の作りこみがやや甘かったかなぁという印象。
とはいえ、北川莉央さん以外の3人は今日が秋の初日だと言っていたから、歌いこんでいけばきっと変わってくるはず…と思いたいです。
岡村ほまれさんに関しては、思ったよりも歌えてるとは思いましたが、声質もまだまだ幼いし、技術もまだまだ…
今、まだ物足りなく感じた分は、きっとこれからの伸びしろなんだと思います。
とりあえず今日に関してはこんな感じかな…
1人4曲になると、グループ歌唱とソロ歌唱で歌に関する向き合い方、作りこみ方の差が如実に出ると感じましたし、きっと今回のハロコンを通して頭角を現すメンバーが他にもどんどん出てくると思いました。
今日の清野桃々姫さんのように、新たな綺羅星と出会えたらいいな。
熊本だけに…馬刺し!!
(ウラヤマシイ…)
そして清野桃々姫作…
オチが自分じゃなくてたいせーさんなのがジワる…