COVERS -One on One-の最新作が公開され、今回は佐藤優樹さんと宮本佳林さんがタッグを組んだんですが…その選曲が「ほたる祭りの日 佐藤優樹 x 宮本佳林(ジュリン)」という事で、なんとSATOYAMA movementの一環としてリリースした楽曲を9年ぶりにセルフカバーするという夢のような企画となりました!!
ユニット名の「ジュリン」っていうのも、佐藤優樹さんの「樹」と宮本佳林さんの「林」を組み合わせた「樹林」からきており、当時を知らない私からしたらそこからすでにびっくりだし、9年前から知ってる方にとっては感涙ものと言えるでしょう。
9年前のジュリン
ハロプロってサブスクリプションはしないけど、なにげにSNS関連は充実しているから、ありがたい事に当時のMVも見れちゃうんですよね。
佐藤優樹さんはデコだしの時代だし、宮本佳林さんもすっごく幼い。
でも声だけ聴くと割と今の声質に近くて、こんな時代もあったんだなぁとしみじみ…
ただ、ここからそれぞれがモーニング娘。とJuice=Juiceのエースメンバーにまで上り詰め、ハロプロの飛車角を担うメンバーになるわけだから…まだまだひよっこなふたりを組ませたつんく♂さんって本当にすごいなぁと改めて感じます。
(つんく♂さんがプロデュースしたかどうかまで正確にはわかりませんが、ふたりの未来を想像しながらグループに加入させただけでもすごいよなぁ…と言うのを言いたかっただけなんですが。)
とはいえ、この頃はまだまっすぐ歌ってるっていう印象でした。
ジュリン2022
そしてこちらが本日公開された「COVERS -One on One- ほたる祭りの日 佐藤優樹 x 宮本佳林 (ジュリン)」。
なんだろうなぁ…
これはあくまでも個人的な見解ですが、元々、宮本佳林さんって歌の個性が強いというか、9年の時を経てアーティスト宮本佳林として作り上げたものがあって、歌い方に9年分の味わいが深まっていい意味で濃くなったなぁという印象。
それに対して佐藤優樹さんは、歌詞がより粒立って聴こえるとかっていう基礎的な部分でのスキルアップは当然あるんですが、いい意味で味付けを変えていないというか…まーちゃんのフィルターを通した時の最適解として、この曲の素朴な感じを表現したんだろうなぁという印象を持ちました。いい意味で変わらないなぁという印象。
個々の歌声を聴くとそんな印象だったんですが、これがユニゾンになると何故かふたりの歌声がピタッと融合し、9年前よりもシンクロ率が上がったように聴こえるから不思議なんですよね。
ここまで歩んできた9年の道のりは違えど、根っこの部分は一緒だからなのかはわかりませんが…変わるものと変わらないものが交わって奥深さが増した感じ。
ノスタルジックに浸りつつ…
9年物の味わいを楽しむ…
ハロプロってそんな贅沢な楽しみ方ができるコンテンツだったんだなぁというのを改めて感じました。