COVERS -One on One-最新作として、元モーニング娘。の田中れいなさんと佐藤優樹さんによる「サマーナイトタウン」のフルバージョンが遂に公開されました!!
予告編の段階でかなりお腹いっぱいな状態ではありましたが、フルバージョン公開となれば話は別!!
ということで、昨日はどちらかというとれなまーの師弟関係というか、特別な関係性にフィーチャーして書いてみましたが、今回は音楽的な見地から…なんて深い知識は持ち合わせていませんが、私なりに感じたことを書いていこうと思います。
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田中れいな×佐藤優樹「サマーナイトタウン」
「サマーナイトタウン」は1998年にリリースされた楽曲で、モーニング娘。の中でも初期の曲なので、当然加入前にリリースされた楽曲なんですが、下手したらオリジナルを超えてきたんじゃないかってぐらいの仕上がりでした。
ソロパートはふたりの歌声が互いにたたみかけるような形で「私の中に私がいるわ」という葛藤を表現。そして、サビのハモりの部分は主旋律を田中れいなさんが担当し、佐藤優樹さんがコーラスを担当。ふたりの歌声が重なり合って葛藤するひとりの女性を表現するかのよう…
中でもふたりのハモりは絶品でした!!
元々、仲がいいふたりっていうのも当然あるんでしょうが、つんく♂さんの申し子のようなふたりというか、互いに卓越したリズム感覚があり正確に16ビートを刻んでくるから、そもそもリズムの部分で合わないわけがない。
そしてリズムの気持ち良さに加え、ハモりの気持ち良さの要因として挙げられるのが…これは田中れいなさんがTwitterの中で今回の収録の裏話としてこのように語ってくれました。
ここで裏話をひとつ☝🏻
— 田中れいな 公式 (@ganbareina11) 2022年8月12日
サビは 主メロれーなで ハモリは全部佐藤でこの撮影の日に初めて合わせたっちゃけどさ 佐藤ってれーなの語尾の癖とかリズムの取り方とか全部コピーして ハモリ合わせてくれると🫢こういう事してくれる人ってなかなかおらんけんさ 嬉しかったのと
→続く
「あ、やっぱ佐藤はこういう所ちゃんとこだわるよなー。」って思った!
— 田中れいな 公式 (@ganbareina11) 2022年8月12日
リズムに対してストイックなイメージ
一緒にカラオケ行ってれーな卒業後の曲歌った時「たなさたん何でつんくさんの歌聞いてないのにそのリズムで歌えるんですか?!」っていつも言われる気がする
逆に今まで意識したことなかったな
田中れいなさんの語尾の癖というか…
アーティストさんの個性のひとつとして語尾の癖というか、語尾のおさめ方というか…私的にはブレス、息の吐き切り方にあると思っていて、歌が上手い人ってブレスも音楽のひとつというか、そこにも個性が出るんですよね。
私が見ていて顕著に感じた個所は、ラスサビで転調した時の「心の中が読まれそう」のところで、田中れいなさんが息を吐き切った時に佐藤優樹さんも同じタイミングで息を吐き切って頭が動くところ。
この瞬間のシンクロ率えぐいなぁと思いました。
モーニング娘。時代の佐藤優樹さんってどちらかというと、落ちサビやメロディーラインを歌い上げ、一撃必殺で魅了する印象がものすごくあったんですが、今回は田中れいなさんを全面的にサポートする形で、歌の癖までもちゃんとトレースすることによって、主旋律の良さを何倍にも引き上げていて、こういう裏方的な仕事も出来るんだっていうのも驚きました。
かといって、歌の中で「かわいくなれない私」とか、まーちゃんの個性もちゃんと出していたので…なんか可能性がさらに広がったというか、メインも脇も出来るってすごいなぁっていうのを改めて感じました。
それもこれも田中れいなさんが柱として確固たるものがあるからこそ成立しうるものなんですけどね。
まさに相乗効果…
このふたりだから作り出せる世界観だと思いました。
オマケ
そんな極上の歌声を届けてくれたふたりですが…
歌い終わって、ふたりが目を見合わせて「にぃ」っと笑う…この瞬間が最高でした。
「やるな、佐藤」
「さすが、たなさたん」
そんな感じのふたりのアイコンタクトが本当に良かったです!!